舞台、明るい夜に出かけて感想
※舞台はジャニーズ内部か劇団四季くらいしか行かない超初心者が好き勝手言ってます
※がっつりネタバレなので観劇後見ることをお勧めします
※基本的に自担に甘々感想なので高尚な何かを読みたい人には向いてません
※4000字超えの文章を箇条書きでダラダラ書いてます。
今回は、鉄は熱いうちに打て精神で急いで今野担女が書き殴っているので、ストーリー+こんぴについてしか語っていません。
明るい夜に出かけて 3/15 夜公演
まずは今野くん初主演おめでとうございます㊗️
本当にあなたを好きになれて良かった‼️
以下、ネタバレ感想です。
・原作本を読んでから観劇しました。全体的にとてもまとまっている構成でした。
原作的に重要な台詞、シーンは飛ばすこともなければ、言葉を変えることも少なく。佐藤多佳子さんの言葉をそのまま落とし込み、けれど本のままの舞台にはならないような工夫が施され演劇として成立していました。
・具体的に言うと、棚を使った演出とミュージカルに近い歌も入る演出。これが本ではなく演劇たらしめた要因かと。
・舞台セットは基本的に棚とレジくらい。けれども、コンビニであったり、富山の家であったり、ある時は富山と佐古田が歩く道のようなものであったり(この棚の上を道とした演出は特に好きだった)して場面転換として使われ方が斬新で面白かったです。
・また登場人物をひょっこりと登場させる可愛らしい演出にも使われて良かったです。 これは身長が低い人ほど効果的な演出なので、上背があまりない伊東さんや今野くんが特に可愛くなる演出でした。
(逆に言えば背が高い田中さんは隠れなきゃいけない場面でも棚からチラリと見えてしまい、勿体無いなと思いました)
・また、最後のシーンで「リスナーたちの声」が天から降ってくる演出も大好きでした。一つ一つの「声」が目に見えるものになって溢れるほど降り注ぐのはロマンチックであり、感動的でした。
・歌については、結構歌っててこれが個人的には本当に嬉しかったです!
私は今野くんの歌声が大好きで正直舞台が決まった時、破茶滅茶嬉しかったのと同時にミュージカルだったらもっと歌声が聞けるのかな?もっと今野くんの声が多くの人に届いて欲しいな〜と薄ぼんやりとした願望を抱いていたので、こんなに今野くんが歌ってくれるとは思いませんでした‼
️特に後半の方、結構歌ってましたよね?アカペラの今野くんの優しい声が響いた時、富山の不器用でけれど優しい性格が歌に表れていて心が温かくなりました。
・そして、原作では「明るい夜に出かけて」がどんなメロディーなのかは分からないので、鹿沢さんが歌って初めてどんな歌かが分かりました。これは舞台ならではですね!
・また、本のままだと富山が語り部なので台詞がほぼ今野くんだけになってしまうし、どうするのだろうと思ったのですが、周りの人たちがインサイド・ヘッドのように彼の心情を代わりに言う演出も舞台ならではで面白かったです。(コロス的要素と言うらしい)これにより、富山が結構愉快な人に見えた。
・原作は読んだ時に夜のイメージが強かったのですが、舞台で見ると、
衣装が割と色豊か+スポットライトがまばゆく当たっている+舞台なのでみんな大声(仕方ない)
ということもあって深夜感が薄まっているような気がしました。これは個人的にはちょっと惜しかったかもしれません。
・というのもコンビニは夜の中で1番輝いている場所、「明るい夜」であるのは間違いないのですが、それって人工的に明るいのであってそこに集う人の心までもがぺカーッと光っている訳ではないと思います。むしろ、明るい夜に惹かれてやってくる暗さを持ち合わせているような人たち。
けれど、割と原作よりコメディタッチになっているので(ミュージカルチックな演出、永川の1人ラップ、小ネタなど)、快活な昼間の公園みたいなイメージを受けました。
・富山のインサイド・ヘッドは明るすぎるとも感じますが、一方でこれが本来の彼なのかなとも感じます。富山って不器用なだけで心ではいろいろ思ってるタイプだし感情豊かだし。本では心情の文字の羅列だけですが、富山の感情の声って本当はこれくらいうるさいのかもしれませんね。だってラジオのハガキ職人してシュールな笑いを求めてる人だし。
・あと、佐古田が私が原作で思い浮かべた佐古田がそのまんま出てきて伊東蒼さんが佐古田で本当に良かった!!
・私自身、都内私立の中高一貫女子校に通っていたのですが、マジで学年に1人は絶対佐古田みたいな子がいるんですよね〜
アニメ声+身だしなみに興味はない+変わってる+けど天才肌+趣味へののめり方が凄い子+体育会系部活動には向いていないから同好会所属
んで、佐古田がいじめられてないのも超リアル。中高一貫校って受験してる素頭の良さ+経済的に裕福な余裕のある家庭の子が通っているので基本的にみんな優しいし素直なので、いじめという幼稚な発想に行き着くのはせいぜい中学生までで、高校生の佐古田がスルーされてる(クラス内の序列が低い=いじめではない)のは、超絶リアルなんです。
私の友達にも佐古田みたいな子がいて1番イメージしやすいキャラだったのですが、伊東さんが見事にそれを体現していました。あのアニメ声も表情がコロコロ変わる感じもパフォーマンス同好会で演技やってる姿さえも佐古田が演技してるでした。全て「佐古田愛」で感動しました。
ここからは、こんぴについて
(他のキャストの皆様についてはまた後日改めて感想をじっくり書かせていただきたいです!)
・身体細すぎて心配してました(体重42キログラム)
・服は着痩せするようなものじゃないけど、夏服(ボーダーTのやつ)の時、こんぴ華奢すぎて折れそうだった…
・具体的にどこが細かったかと言うと、最後にお辞儀するじゃないですか。その下げた時に見える首が細すぎです。折れちゃうんじゃないかと…
・けど、この不健康な細さも陰キャ大学生らしさを出してて身体から富山でした
・こんぴは華奢なので、あぐら掻いてしょげたりする富山がめちゃくちゃ縮こまって小さくて富山の中の心の細さも体現してるなって思いました。
・こんぴ、侍tubeの声優企画の時も思ったけどやっぱ声が良いなあ。声質もさることながら、声の演技が上手だと思います!声に細かい感情までもが乗ってる。のっぺらぼうな声じゃない。感情の機微も声で表現してると思いました。 マジで声優向いてるかも。
(ここからは超個人的主観ですが、ジャニーズの演技派の表現方法って「顔」か「声」どちらかの演技が得意な人に分かれると思っています。
本当に主観で申し訳ない分類ですが、
「顔」
・道枝駿佑
・目黒蓮
・森本慎太郎
・岡田准一
「声」
・二宮和也
・生田斗真
・松村北斗
・錦戸亮
みたいな感じなのかな、って。
ここでいう「顔」と「声」は単に顔面偏差値とか美声ではなくて(もちろん素質がプラスする可能性は大いにある)、どっちの方が得意かくらいに見てほしいです。
声で役になりきるか、顔作って役になりきるかで勝手に分類しました。
まあ、私あんまりドラマ見る方ではないし、基本若手推しなので比較対象少なすぎるんですが。
顔の人は表情づくりは上手いけど、役によって声のトーンや幅を変えることはあんまりなくて、どの人もCV:目黒蓮やCV:道枝駿佑みたいになりがちのような気がします。別に貶してる訳ではありません。
声の人は声音で「ぶっきらぼうな人」「明るい人」などを表現したり声のスピードや抑揚で演技したりが得意です。けど、その分顔の可動域が割と小さめになりがちのような気もします。
どちらが良いとかではなく、大雑把すぎるこの分類で私は演技の表現を分けています。
こんぴはどちらかというと、声の演技が上手いな〜と思いました。目力や顔で変化つけることよりも、声音で感情を表現する方が向いてるのかな?矢花さんもこのタイプだと思ってる(美大駅伝&ガーすけで思った)。大光も最初は顔かと思ってたけど声のイメージが強くなってきた(束の間、美大駅伝)
嶺亜さんはどちらかというと顔タイプかな?(ゲキカラドウとか和田家アナザーとか駅伝とか)。彼はまず顔作って→そこに声を乗せるみたいなイメージを感じます。
・表情も最初は目が鋭かったのが少しずつ笑顔というか顔が柔らかくなっていて後半はほぼうちらが好きなKONNO’s SMILE だった気がする。だんだんと他人に見せる顔が仲間に見せる顔になっていったのが富山の成長を表していてうまいなと思いました。
・てか、こんぴってマジで富山くんだし明るい夜って概念がこんぴだから何が言いたいか自分でもよく分からないけどハマり役だったと思います。
・ただ、初主演なので仕方ない部分ではありますが、割とジャニーズの内部舞台ウケしそうな演技だったのでこれからもし幅広く外部舞台をやりたいと思うならそこは少し変えるべき点なのかもしれないと思いました(あくまで主観です)。
・こんなに大声出したり奇声?あげるこんぴ初めてで、てか驚く演技最高でした!笑
・滑舌も基本的には聞き取りやすく、歌も歌詞がきちんと伝わっているため全然ストレスが無かったです!ジャニーズ結構滑舌悪い人多いので、重要視してるポイントでもあります。
・最後の締めのセリフ、すごく良かったです。これからも続く日々に想いを馳せる柔らかな声音でした。
・なぜだろう…黒髪メガネの陰キャ大学生(休学中)のはずなのにチャラく見えるのは…と思ったら顔と首筋から見える銀色のネックレスのせいだ!!原作より富山くんはチャラ男に見える…
・こんなイケメンなコンビニバイトはいない。いたら佐古田並みに通い詰める。
・舞台やるなら原作忠実派だったので、こんぴが黒髪で嬉しすぎます。
・最後の挨拶の時、ハガキが床に散乱してるじゃないですか。それをこんぴが勢いよくザッ‼️って手で掃いてからお辞儀したのまじこんぴすぎて大好きでした笑(危ないもんね、けどマイペース!!)
・去っていくお手振りが完全にジャニーズ。
・「ありがとうございましたあ!」って元気よく言ってくれてありがとうございます!
総括すると、
・話おもろい
・歌ってくれた
・原作のために黒髪になった
・関わる人たちがこんぴに優しい世界
だったので、これ以上ないくらい私の欲求が満たされまくりの舞台でした‼️
大好きな自担である今野大輝くんの初主演舞台がこの作品で本当に良かった。
芝居を通して今野くんが伝えたいことが少しでも多くの皆さんに伝わること、そして観劇した人に何か残せるような演技ができることを祈っております!(私にとっては心に残りまくりです)
観に行けて良かったです!
もう1公演観に行く予定なので、また違う感想が浮かぶと思うのでちゃんと書きます。
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