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君も全政党支持にならないか?

昨今、SNS等で繰り広げられる政党にまつわる論争に辟易している方が増えているのではないだろうか。自党を持ち上げては他党を批判し、またその応酬を繰り返し...見ていて心地の良いものではない。

そもそも、支持政党というのはそこまで熱心に決めるものでもないはずだ。適当に自分に合いそうだから、マシそうだからここでいいやという程度で選ぶものではないだろうか。吟味しなければいけないのはむしろ議員個人の方である。政党は単なる政策互助会だ。

「でもそんな適当に決める時間もないよ!」という人が大半であろう。では、全政党を支持するというのはどうだろうか。

Twitterで公言しているように、私は参政党とNHK党の一部を除いた全政党を支持している。
生憎、私は17歳のため、今回の参院選で選挙権を得られなかったが、もし選挙権を得ていれば選挙区は共産の畠山和也(北海道)、比例は自民の河村健一に投票していただろう。

私は界隈では支持政党を一瞬で変える、正に政党風見鶏として有名である。
そんな私が、全政党支持という選択肢について語っていこう。

立場を変えて『観る』政治

全政党支持ということは当然、各政党の支持者の立場から政治を俯瞰することとなる。それは即ち、フラットな視点で政治を観ることができると言っても過言ではない。

これこそ、全政党支持の最大の強みである。自民党支持者の気持ちになりながら、共産党支持者の気持ちで政治を観るなんてことができるのは、全政党を支持している私だけだ。

例えば、今回の参院選では、自民党と維新の会が大きく議席を伸ばし、立憲民主党と共産党は伸び悩む結果となった。政党によって支持者の思っていることは180度変わるだろう。では、私のような全政党支持者はどう思うのか。
「よし!自維躍進だ。でも共立も伸びてほしい...悔しいなあ」と、思う。普通の政治界隈でこんなことを口にすれば、常人には到底理解できない変人として扱われるだろう。

だが、「変人扱い」の代償として「偏りづらい」という大きな優位点が我々には存在する。全政党を支持するのだから、我々の視点は各政党の立場と一度は同じ目線で政治を観ることとなる。政治ニュースを目にした時点で、我々全政党支持者は9回偏った視点でそれを観ることとなる。最終的には、視点のズレから生じてしまう過度な偏りというのが発生しにくくなるのだ。

精神的に楽

SNSを見ていると、基本はどの政党の支持者もピリピリしている。特に野党はそれが顕著で、立憲民主党と維新の会、れいわ新選組はいつも三つ巴の様相を示している。こんなカオスな状況に身を放り投げては、精神を擦り減らしてしまうであろう。

だが、全政党支持になればそんなことはない。我々は立憲民主党支持者、維新の会支持者、れいわ新選組支持者、それぞれの立場に立って物事を深慮することができる。そもそもそんなくだらない喧嘩に身を放り投げるようなことが起きないのだ。

選挙結果を見て一喜一憂する必要もない。どの政党が勝っても我々は嬉しい。参政党は別だが。

君も全政党支持にならないか?

長々と講釈を垂れてきたが、最終的に私が言いたいことは

「君も全政党支持にならないか?」

ということである。

政治をフラットな視点で観察でき、政党支持者同士のくだらないアホみたいな喧嘩に身を放り投げて、精神を擦り減らす必要もなくなる魔法のような選択肢。

それが、全政党支持だ。

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