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日本文化との出会い〜in 学食〜

2024年5月15日

私は友人と学校の食堂で昼食をとる。

そこでよく“友人って変わったやつだなぁ“という感情が顔を出す。

今日もそうだった。
友人は、私よりも先にランチを手にして席に座る。
その時、友人は決まって通路の手前に座り、後から来た私は奥に座る。
これにいつも疑問を感じる。

「普通、奥から詰めて座らない?」

毎回そう心の中で呟く。
ちょっと奥に行くの大変だよ。
少しこの行動にイライラする日もあるが、
そこまで気にすることでもないと思うから、
一回も友人にそのことに対して言及したことはない。

今日も手前に座る友人について、食べながら考えていると、、、
一つの理由が私の中で浮き上がってきた。

「もしかして、“上座・下座“の文化を食堂に持ってきている?」

上座・下座は日本文化の一つで、身分の高い人は入口や通路から一番遠いところに座り、入り口に一番近いところに身分の低い人が座るというものだ。

もし友人がこのマナーを学校の食堂に持ち込んでいるとしたら、、、
やっぱり友人は“変わったやつ“だ。
毎回、同級生の私に上座を用意してくれるなんて。水臭いじゃないか。

でも、そう思うと、もう友人にイラつくことはない。
むしろ上座をありがたく頂戴いたしますの心持ちでいるべきだ。

明日から、より美味しい昼食が食べられそうだ。

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