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イタリアバレーのデータを集めて思うこと

 前回、2000/2001シーズンから2009/2010シーズンまでのセリエAでのデータを追加し、現行のデータは集め終えました。

 今回は一息ついて、何故こんなことを飽きもせずに続けているかということを書き残しておきたいと思います。

本命はChampions League

 イタリアのデータを集め始めたきっかけは、本命としてヨーロッパのChampions Leagueのデータを分析したいと思ったからでした。

 Champions Leagueとは、簡単にいえば各国の上位チームが集まって戦うリーグです。

 ただ、いきなりChampions Leagueのデータを見る前に、いくつかヨーロッパ諸国のデータも見ておかないとわからないこともあるのかな?と思い、手始めにイタリアのデータから集め始めたわけです。

なぜChampions Leagueか?

 なぜこのChampions Leagueに注目するのか?という理由は、サッカーにあります。

 サッカーにおけるChampions Leagueは、昔はChampions Cupといって各国のリーグで優勝したクラブチームが集う大会だったのですが、規模を拡大して現在はChampions Leagueと呼ばれています。

 この大会は、予備予選、リーグ戦、決勝トーナメントという構成になっていますが、リーグ戦に進出したチームには高額な賞金が入ります。このため、参加チームは大きな予算を持つことが可能となり、欧州に限らず世界中から有力な選手をチームに集めます。結果として、Champions Leagueには、世界のトップクラブが集まる最もハイレベルな大会となりました。

 ナショナルチームが集うワールドカップはこれとは別の権威を依然として保っていますが、ワールドカップで上位を狙うに国は、Champions Leagueで優勝を狙うようなトップクラブに所属する選手が多くいます。現在ではこれが国の強さのバロメーターの1つといえる状況です。

バレーボールにおけるChampions Leagueは?

 では、バレーボールにおけるChampions Leagueはどんな位置づけとなっているのでしょうか?

 これが興味を持った理由です。

・サッカーのような有力選手が世界中から集う巨大な大会となっているのか?
・将来的にはサッカーのような巨大な大会となる流れの途上にあるのか?
・欧州No.1の称号よりも、国ごとのリーグ戦が重視されているのか?

 この辺りが気になるわけです。

 これは単にChampions Leagueの行く末だけではなく、日本の強化方針にも関わることと考えます。

 現状、日本国内の育成だけで世界一のチームを作るための選手層を輩出できるか?といわれると難しく感じます。そして海外に挑戦する選手も少しずつ増えてきた現在、海外に出るといっても、どのような国を目指すべきなのか?こうした国際的なバレーボールの動向の情報が不足しているように思います。

 こうした情報不足を少しでも補うことができたらなぁと思い、コツコツとデータを集めているわけです。

今後の予定

 というわけで、今後もいくつかの国のデータを集めつつ、その先でChampions Leagueのデータを集めていきたいと考えています。

 できればヨーロッパからあと数か国、フランスやポーランドなんかが気になるのですが、データが公開されているのかな?あとはブラジルやアルゼンチンの南米勢も気になるところ。

 データがあれば何でもわかるわけではないですが、オリンピックや世界選手権といったトップで見られるトレンドだけではなく、バレーボール全体を取り巻く潮流のようなものの一端をを捉えたいと思う今日この頃です。

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