infoVector 3の予告
infoVectorは,各ストックイラストサイト用に日本語/英語のIPTC情報を埋め込んで画像を書き出す Illustratorスクリプト(アプリ)です。2021-05-07の販売開始以来,現在進行形で多くのかたにご利用いただいています。
次期バージョン3.0.0から,比較的大きな変更がありますのでお知らせします。
新機能
JPEG・PNG画像にICC プロファイルを埋め込み可能に
以前のinfoVectorは,ICC プロファイル(カラープロファイル)を埋め込めませんでした。Illustrator自体,特にPNGへのICC プロファイル埋め込みが苦手だからです。
新しいinfoVector 3.0.0では,スクリプトがIllustrator・Photoshopとそれぞれやりとりを繰り返してICC プロファイルの埋め込みを実現します。
環境設定でONに切り替えてご利用ください。最終的にJPEG・PNG画像に,ストックイラストサイト推奨のsRGB,具体的にはsRGB IEC61966-2.1のICC プロファイルを埋め込みます。
OFFの場合,sRGB相当の色に変換したあとICC プロファイルを削除します。埋め込みはされません。
使いかたは次の記事をご参照ください。
ストックイラストとICC プロファイルについてはこちらの記事が参考になります。
個別アートボード書き出しについてきた範囲外アイテムを自動削除できるように
ai/epsファイルからアートボードを個別に書き出すとき,隣のアートボードやペーストボードにあったアイテムがついてくることがあります。クリッピングマスクで隠している中身が該当アートボードに触れているとそうなるようです。
そのままにしておくと,アートボード外に余計なものがあるとして審査に落ちます。これがあとから自動削除できるようになります。
ついてくる現象はIllustratorの仕様のため,事前には防げません。スクリプトは改めてファイルを開き,作業アートボードのすべてを選択 → 選択範囲の反転 → 消去 と順を追って地道に削除を試みます。もちろん検出されなければ,何も消さずに次のファイルに移ります。
環境設定でONに切り替えてご利用ください。
レイヤーとアイテムを自動でロック解除/表示可能に
自動的に各ファイルの全レイヤーと全アイテム(オブジェクト)のロックを外し,非表示だったら表示できるようになります。
ストックイラストサイトでは,全レイヤーとアイテムのロックを解除/表示するデータ作りが求められます。これはリジェクト項目を自動チェックするIllustrator用スクリプト「vectorValidate.jsx」や「eps_ng_checker.jsx」を使う過程で達成できるでしょう。
しかしチェックが終わったあと色違いを作るときなどに,またロックしたまま忘れたりします。そんなときこの機能をONにしておけば不合格を避けられるかもしれません。
注意点
どこで買えるの?
今までのinfoVectorと同じくしたたか企画|noteで,近日販売予定です。ぜひ新しい体験にご期待ください。
販売開始しました。次のリンクからどうぞ。
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