哲学の良さに気づけた日。
つい昨晩のこと。
何とはなしにYoutubeを流し見ていた。TVの時代だったら、ザッピングといったところか。
ふと、あるサムネが目に入った。
「自分でないものを捨てれば自己肯定感が上がる」、
チャンネル名は「フェリファブ哲学」か……。
いつもの私だったら選ばない。哲学は好きでもあるが、何となく抵抗があるからだ。
それはそれは大昔、私が20代の頃、哲学に興味があった私は書店で哲学本を探していた。気になるタイトルのものを数冊ペラペラとめくり、読んでみる。しかし、どれもこれも、自分が思っていた哲学とは違っていた。何というか、哲学を学ぶというよりか、歴史を学ぶ本のように思えた。
それ以来、歴史が苦手な私には、興味はあるけど、とっつきにくい。哲学はそんな存在となっていた。
ただ、最近の私は気分が下がり気味で、「このままでいいのか」という思いが常にあった。
だからだろう。
昨今は、やたらと「自己肯定感を上げるべき」と言われていて、
胡散臭さしか感じないはずなのに、
いつもなら絶対にクリックしないのに、
その動画を再生してみた。
……。
何ともはや! 面白い!!
哲学ってこういうものだったんだ。
今まで知らなかったなんて、もったいない。
今までは、物理学とか脳科学とかそういった視点で物事を考えるのが好きで、そういう動画を見たり、本を読んだりしていた。
でも、哲学の視点も面白い! 哲学の場合、本当に「心との対話」なんだ。宇宙的な視点とか、原子レベルの視点とか、細胞の働きからの視点とか、そういうものではない。
ひたすら「己の心」と向き合った結果、きっと哲学が生まれたんだろう。
人生に起こる様々な出来事を、どういったストーリーと視点で見ても、大体同じ答えに行きつくことになる。
やり方や方法というのは何であれ、自然と一つの答えに繋がっているのだと、常々思う。
その時々の自分の気持ちや思考に合った方法で、物事と向き合えばいい。
意外にも、今の私には哲学的視点で現状を見つめるのが合ってるみたいだ……。
早速、「登録」ボタンを押した。
もっと色々感じて、明かりを見つけたいと思う。
~後書き~
今回、私が視聴した動画のタイトルは、正しくは「【脱・誤解】本当の自分を味方につけて自己肯定感を上げる!」です。
内容としては、ものすごく簡単に言ってしまうと、「全てはあなたの心次第」ということです。ただ、「本当の心」を知らずに「エゴ」というバイアスみたいなものが邪魔をしているため、人は素直な自分に気づけず、自己を愛する・認めることができない。といった感じでしょうか。
私なりの解釈ですが、気になった方はどうぞ動画を。
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