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【NAYUTA:東京電脳R 】世界観#3 - 世界政府が描くユートピア【考察】

はじめに

本noteでは、NFTアートプロジェクト「NAYUTA:東京電脳R」の世界観・設定・ストーリーについて考察していく。
本noteに記載する内容は、あくまで一個人の解釈なので、ご認識のうえ、お楽しみいただけば幸い!
本noteは9/9(金)に公開された「世界観#3 - 世界政府が描くユートピア」について考察する。下記noteで公開されているので、本記事を読む前にてチェックしていただきたい!


考察

今回は、「世界統一政府」についての情報が開示された。
「世界統一政府」の設立により、混沌とした世界はどのように変化したのか、を見ていこう。


明らかになった事実、事実からの推察

世界統一軍によるゲリラ集団の殲滅
世界統一政府は最初の政策として、世界統一軍を、世界各地に配備した。
世界統一軍は、各国の情報機関と連携することによって、大きな力を発揮。
ゲリラ・テロ集団は壊滅した。
世界統一政府が存在しているが、各国も存在している。
(各国は、地方自治体程度の組織なのだろうか)

世界統一政府の政策
世界統一政府の実施する政策は、逆説的に「絶望の日」以前の世界を説明している。

世界共通番号制度
世界共通での番号制度は存在していなかった。
国を跨ぐとヒトのトレーサビリティは確保できず、国を跨いだ犯罪組織などの規制・摘発は困難だったと思われる。

核・生物兵器及び銃規制法案
各国で兵器開発が行われていた。また、核・生物兵器についても各国で保有されていた可能性があった。
武力行使についても各国に権利があった。

全世界経済連携協定
各国の貿易は各国に委ねられており、貿易ルートなどは競争素材となっていた。また、貧国に対する支援なども各国に委ねられていた。

地球と人類の持続的共存を実現するための議定書
地域開発・経済活動が最優先であり、地球環境汚染は二の次だった。

デザイナーベイビー技術
技術としては確立されていたが、何らかの理由(倫理的観点?)により規制されていた。

不老不死技術
技術的に確立されている、かつ、実際に不老不死技術を施した人類が存在していた(あるいは存在している)。


疑問

「地球にとって最適な人口を追求」というのはどういうことか?
計算機によるシミュレーションで地球上に最大で存続できる人類の数を算出するとして、その後の処置はどうするのか?
不老不死技術の規制の部分で語られていた通り、適切なサイクルで世代交代を繰り返すために、どのように統制を取ったのだろうか。
例えば、生まれてくるヒトに関しては、2014年まで中国で実際に実施されていた「一人っ子政策」のようなことを実施したのかもしれない。
死にゆくヒトには、姥捨て山のように特定年齢に達したら社会から強制離脱させられてしまうのかもしれない。(あるいは、安楽死が認められているのかもしれない)

上記をどこまで統制がとれるのだろうか。
一個人において、個人の生き死にや個人の子孫繁栄は、種全体の存続よりも重大であるだろう。
一個人の意思を統制できる技術があるのか?
一個人が種全体の存続を個人より優先できるほどに、ヒトは変質しているのだろうか?


おわりに

そのうち腐敗臭が漂ってきそうな「世界統一政府」なる組織であるが、今のところまともなことを言っているように感じる。
・個人の自由を制限することで犯罪を起こしにくくし
・兵器を制限することで武力衝突を起こしにくくし
・貧国には支援を行い
・地球を大切にし
・種が、自らの進化させる促す
ようにする。

医学や技術の発達によって、倫理観も変化するだろう。
種全体の最大幸福を考えたときに、悪くない考えに思える。


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