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【道具】ストリングのクロスは上からか下からか

結論:今時のラケットなら、上から張っても下から張っても構いません。ただし打ち味が変わってきます。

今から思うと、昔のラケットは本当に柔らかかった。雑なフレーム固定でストリンギングすると、フレームがどんどんいびつに変形したものです。張りながらも「ヤベッ」と思うこと多々ありました。そう言えば、初期のプレステージは2時10時のあたりが柔らかかった。調子に乗って70とかで張ったことがあるんですけど、一回使って慌てて外した記憶が・・・。そんなラケットに対してはきちんと6点式で固定するというのも、そうなんですが、クロスを上から張るか横から張るかも大切になってきます。

ただ、最近のラケットにおいてはフレームもしっかりしているし、正直なところ、どこから張っても極端に高いテンションでなければ、大きなデメリットはありません。ただし、打ち味が微妙に変わってきます。基本的な考え方としては、先に張ったところが緩むということです。下から張り始めたら、上半分に行く頃には微妙にフレームが細くなってしまい、下半分のテンションが下がります。上から始めたらその逆です。本当に微妙なところなので、全く気づかない方もおられます。

先で打ってボールを潰したいという方なら上がしっかりしている方が宜しいでしょうし、先にボールを乗せて運びたいという方なら上に柔らかさのある手応えを好まれるのではないでしょうか。ちなみに真ん中から張るのも面白いです。いかにもスイート「スポット」という領域ができてきます。
張り始めの場所を自由に変えるには2本張りが良いですが、一本張りでもいろいろな張り方・通し方がありますから工夫はできます。その辺りはまた後日。

自分で張っておられる方なら、部分によってテンションを変えても良いと思います。それによってよく飛ぶエリア、潰せるエリアを積極的に作っていけます。ガット張りは趣味人にとって、本当に楽しいです。

え?僕?長年使ってた張り機をテニスから離れていた期間に処分してしまったので、今は量販店に出してます。バイトくんが張っててもきちんと結んでくれてれば気にしてません。電動で一本張りならそれほどひどくはならないだろうと言う心持ちです。とは言え、また張り機が欲しくなって来たのが正直なところです。


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