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【怪我】TFCCっぽいなと思ったら

当方、理系ですが、医療従事者ではありません。情報収集者です。情報をかき集めて、理屈が通ったこと、納得したことのみ採用しています。

手首の痛み2種

手首が痛いとなったら、小指側か親指側かでまず対処が変わります。テニスの怪我で親指側ならメジャーなのが「ドケルバン病」、小指側なら「TFCC損傷」が挙げられます。

ドケルバン病

ドケルバン病はいわゆる腱鞘炎です。親指を動かす腱が通っている筒(腱鞘)がダメージを受けた状態です。親指を握り込んだ状態で、手首を小指側に曲げた時(尺屈時)に痛ければ、大抵これです。炎症ですから、痛いときは大人しくしておいて、治ってきたら前腕のストレッチになるかと思います。

看護ルーからいただいた図を改変

TFCC損傷

今回、お題として取り上げるのは小指側の痛みです。TFCCというのは三角線維軟骨複合体の略称で、手根骨と尺骨との間エリアにある軟骨と靱帯を一緒にまとめた物のことです。ここの捻挫とでも言えばわかりやすいでしょうか。転けて手をついた時にもなりますし、オーバーユースでも生じます。ダメージが出ると、前腕の回内・回外の動きの可動域両端で痛みが起こります。複数のパーツの組み合わせ部位ですから、位置関係のズレなんかもよく起こっています。中でも痛みに繋がるのが、尺骨と手根骨との間が狭くなり、軟骨が挟まり気味になることです。

TFCC損傷からの回復

結局のところ、やることは足首の捻挫と同じです。炎症が起こっていたら、ほどほどに抑えて、位置が乱れていたら、元の位置に戻しましょう。落ち着いたら、予防策を練るということになります。大抵の医療機関ですと、湿布を貼って、ゴツいサポーターをつけて動かさないという「固定」療法になるのだと思いますが、個人的には???です。多分、適度に動かした「安静」の方が早いと思います。血流が多いに越したことはないし、動かしやすい位置に在るというのが大事だと思うからです。

さて、炎症に関しては、程度に応じて湿布を使います。ただ、炎症っていうのは血を集めて回復を図る仕組みですので、抑えすぎてもなぁと個人的には理解しています。

パーツの位置に関しては、とにかくスペースが狭くなっているということなので、広げる工夫をします。手根骨を引っ張る遠因になる前腕の筋肉を緩めましょう。解し方はいろいろあるかと思います。ストレッチも大事かと思いますが、手首にダメージのある動きはやめておきましょう。僕はマッサージガンと左手にお願いしています。そして、時々、手首を引っ張ります。引っ張りながらだと回内・回外も痛くなかったりしますから、有効なのではないでしょうか。

と、このような事をしつつ、日常生活を送ります。痛い間はテニスもほどほどにしましょう。大人なんで、我慢のしどころという感じです。


追記

サポーターを購入しました。こんな感じのやつでAmazonで見つけました。2本で2000円くらい。巻くだけなんですけれど、出っ張った骨を避けるように巻けます。ぐるぐる巻く、一般的な手首サポーターより、弱い力であってもそれなりに固定されます。親指に引っかけたりしないので、嵩張らなくて良いです。

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