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【物理】スピンサーブに幻想を抱かない

なぜかテニス民はスピンサービスに憧れますね。フェデラーのセカンドサーブとか、確かにすごいですもん。古くはエドバーグのサーブ。YouTubeで見てみました。今見ると、実はそれほど跳ねてなかった・・・。とりあえず、人気の球種です。テニスの王子様の初期ではスピンサーブ(ツイスト・キック)が必殺技扱いされてたくらいに人気。

なぜに人気なのでしょうか。打ちやすくもないし、それほど有効でも無いし・・・。スピンサーブに威力を与えられるのは、かなりしっかりスイングできてる人だけなんです。だって、跳ねないんですもん。あ、カチカチのハードコートならちょっとマシかも。オムニなら滅多に顔まで跳ねたりしませんからね。

グリップ厚いストローカーさんからすれば、どチャンスボールのようで、私らのスピンサーブなんてフォアに入った時には歴長ジュニアさんの餌食でございます。

スピンサーブを使った方がいいかどうかは世代にもよるよなぁと思ってます。

  • ジュニアさん:身長が無いから打ち上げるしかない。結果、何となくスピンサーブになる。

  • 若者:ポリストリング世代はラケットを振り切るのに慣れてるから、スピンサーブとの親和性が高い。

  • 40代:若者に負けん気出してポリ張って回転かけようとしてるけれど、意外と振れてなくって掠れた当たりになってる。

  • 50代:ナイロン世代なので、元から回転量の少ない生活に慣れてて、今時のスピンのかけ方から怪しい。

  • 割り切った50代:スライスでいいじゃん。こっちの方が打ち込まれないし。

オムニコートでスピンサーブが脅威になるのはアドサイドで浅くワイドに打つために使われた時のみ。そこに打つなら流石にスライス系だときつい。それ以外はスライスで(が)良いと思ってます。少なくとも僕がスピンを打っても押し込める程には跳ねませんから。

もう一つ大人にとって大切なことを忘れてました。スピンサーブは疲れます。これ大事。かけたコストに釣り合わないのです。「身体を大切に!」

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