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京都市京セラ美術館の建築

展覧会レビューではないのだが、今年3月にリニューアルオープンした京都市京セラ美術館の、元の建物を活かした建築がとても良かったので紹介する。

京都市美術館として1933年に創建されて以降、80年余りの時を経て改修された。リニューアルと同時に京セラ㈱のネーミングライツ契約により「京都市京セラ美術館」の名称になった。建築家は青木淳で、館長にも就任したことが話題になった。

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元の建物から1フロア掘り下げられた入り口となっている。


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ロッカーが可愛かった。


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大きな吹き抜けの空間は、螺旋階段がチャーミング。
真っ白な壁や階段の手すりなどに薄めの色の木が合っていてとても上品な印象になっていて良い。


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石やタイルが贅沢に使われた空間も、歴史を感じられる。


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こんなにクールなトイレがあるかい?という美しいトイレの入り口が突如現れる。新しく作ったものからは生まれないデザインテイスト。


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ここの奥が新館の東山キューブ。「杉本博司 瑠璃の浄土展」の会場。


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向こう側が歪んで見える古いガラスが残っていたり。


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すごく古い建物をリスペクトしながらきれいにしたんだなぁと感じる。


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ミュージアムショップは正面の自然光が入るところ。


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東山キューブから中庭に出たところ。


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立派なお庭!池には杉本博司の「ガラスの茶室」が。


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ここから中庭や裏の庭の景色が眺められる。


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←改修後   改修前→


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↑改修後


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↑改修前


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正面の広場が広々としていて、町に対して開放されている雰囲気。
元の建物がよく活かされていて素敵な美術館だったな。
これからも愛されていくんだろうな、と思う建築でした。


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