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日本のSDGsは誤解していないか?

世の中で、まるでファッションのように扱われる、SDGs。

この盛り上がりが果たして2030年まで持つのか、と心配になります。

ところで、私だけ感じているのかも知れませんが、日本のSDGsの扱いは、明らかに誤解があるように思います。

街中やテレビでも、SDGsウィークと銘打ったイベントが行われていますが、ほとんどが環境問題、もっと言えばもったいない精神が大きな比重を占めているように感じませんか?

SDGsの前身、ミレニアムディベロップメントゴールズは、明らかに人権問題がメインテーマでした。

国連のホームページを見ても、アントニオ・グテーレス国連事務総長が語っているのは、ジェンダー平等、浄水の普及、最近だと貧困国へのワクチンの普及などが多く、環境も大切ですが、本質は人権問題だと理解しています。

最終的には、2030年までに、17のゴール全てを、誰一人取り残すことなく達成することが目標です。

何が言いたいかと言うと、将来生まれてくる人のために、住みやすい世界を作ってバトンタッチすることが目的なのに、人権問題などに比べて、ビジネスチャンスの多そうな環境に力を入れ過ぎではないか、それはまだ古いパラダイムを引きずっていませんか?と思うんですが、いかがでしょうか?


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