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『ロジックだけ』では最強とは呼べない

こんにちは、STRUGGLE ゆうとです。
この間、真夜中だから大丈夫だろうと思ってマスクをせずに近くのコンビニに行こうと家を出たらマスクがないことの不安に押しつぶされそうになりました。
マスクなしで出歩いてる人たちのメンタルすごいな、、、、


さて、今回はロジックや科学の不完全さについて解説します。

ここ数年ロジカルシンキング、論理的などの言葉をよく聞きますよね。
結構前からかもしれませんが。

この言葉は科学からきており「何をどうしたらこうなる」といった原因、過程、結果という科学の考え方を全てに当てはめて思考していく。といういわゆるマインドや思考術の一つです。

この考え方は非常に多くの人が実践しており、僕もこの思考術の元に行動指針を決めてる人間の一人でもあります。

今回はこの科学が元となっている思考術の「正しい」使い方を紹介します。


・宗教は科学か

そもそも科学やロジックとはどんなものでしょうか?

科学やロジックは「実証できるもの」が前提です。
「水を熱したら気化して水蒸気になる」この現象がどれだけ厳密に計算されて、事細かに論文に書かれていても実際にその通りになっているのを証明できなければ科学とは言いません。

ましてや、水蒸気になった。何をどうしたらそうなったのかはわからないが。これではお話にならないですよね。

つまり、原因、過程、結果が順序立ててあり、さらにそれが合ってることを実証しなければいけない考え方が科学です。


そのため、科学やロジックはその順序や、過去のデータをとても大事にします。これは実証のために必要なことなので問題ではありません。

ただ、全てに当てはめることが問題なのです。


たとえば、宗教です。

「あなたの宗教で語られる創造神が実際に居た、創造したというデータはとれてますでしょうか?
また、あなたの宗教で教義になっている来世や天国は実際にあることを実験で証明できるでしょうか?」

そして証明はできないとなると「宗教は間違えてる。価値がない」と割り切るのが科学やロジックの考え方です。

これはそもそも問いが間違えてます。
「どうでもいい。この宗教を信じてることで幸せを感じるのだから」
この問いと答えがなぜ噛み合わないのか。

ほかにも幸せを測定できるのか、親の愛の深さを測れるか、アートの美しさを数値化できるか、音楽の良さを証明できるか。痛みは、快感は、夢や希望、意味や意義は科学的に表すことができるのか。

つまり、科学やロジカルを全てに当てはめるのは正しい使い方とは言えません。

なぜなら、科学は「客観的」なのであって「主観的」な問題の解決はできないからです。



・ロジックか、感情か

客観的と主観的についてはわかってもらえたと思います。

さらに細かく言うのであれば
「客観性」:科学、工学、数学、ロジック
「主観性」:宗教、神話、芸術、感情

こんな感じでしょうか。
このどちらを使うのが適切なのか。

例えばあなたが高層ビルを建てるとします。どちらが必要になりますか?

もちろん客観性です。科学、工学、数学、ロジックを正しく使わなければ高層ビルは建ちません。

しかし、そのビルはそもそもその場所に建てるべきですか?高層ビルは街の景観に貢献するものか。もしくは損ねてしまうのか。ビルを建てることがその街に住む人や社会の幸福に貢献するのか?

こういった質問に科学などで答えを出そうとしても何も出ません。
ビルの建て方はわかるけど、ただそれだけです。

ここで、主観性が必要になってきます。芸術的センスの良さが問われます。その街の人の感情がからんできます。社会の宗教観や土台になっている神話との関わりも関わってくるかもしれません。

この客観性と主観性の二つを適切に使ってこそ、正しく建ち、実際に人の幸せに貢献できる施設が誕生します。


人間が犯すミスはほとんどの場合がこの客観性と主観性の使い方のミスです。

予算や決算では客観性が正しい。正しいロジックで正しく計算しないと正しい利益や予算が計算できません。

逆に夫婦喧嘩などはどうでしょうか。そこ客観性を使用してロジックなどを当てはめようとしたことはありませんか?それでは埒が明きません。

科学で原子爆弾はつくれますか?つくれます。
原子爆弾は作るべきか?いいえ。
科学で古い美しい寺院を壊してその上に高層ビルをつくることはできますか?できる。
そうすることでそこの地域に住む人は幸せですか?、、、、、、



今回はビジネスの知識というより、思考術や扱い方について解説してみました。

ビジネスに役に立つものの代表例としてロジカルに物を考える。というのもありますが、あくまでビジネスは「誰かを幸せにするニーズを満たせているからお金をもらえている」と思ってます。

この人の幸せを考えることはもちろん主観的です。

この客観性と主観性をうまく使えるようになることであなたの生活やビジネスがより豊かになることを願っています。


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