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「この世にたやすい仕事はない」中学生こそ読んでほしいお仕事小説

「この世にたやすい仕事はない」
このタイトルからどんな印象を受けるだろうか?
たやすい仕事?
簡単な仕事?
アルバイトみたいに責任らなくていい仕事?
仕事と聞くと大人がするものと身構えてしまうけど、仕事をしたことがない中学生こそ読んでほしい小説
それが津村記久子「この世にたやすい仕事はない」だ


一日コラーゲンの抽出を見守る仕事はありますかね?

大人になると一度は思うこと
仕事しんどい
もっと楽な仕事したい

裏表紙のあらすじにある
「一日コラーゲンの抽出を見守る仕事はありますかね?」
というセリフは響く

大人はみんな暗い顔で電車に乗り疲れ切った顔で家に帰ってくる
日々の仕事に忙殺され生活もおろそかになる 
コラーゲンの抽出を見守るような単純な仕事をしたい
でも本当にそれで満足できるのだろうか?

エピソード


物語の主人公である「私」燃え尽き症候群になり職業紹介所からいくつもの仕事を紹介してもらう
みはりの仕事
バスのアナウンスの仕事
おかきの袋のしごと
路地を訪ねるしごと
大きな森の小屋での簡単なしごと

どれも想像力が刺激される

どの仕事やりたい?

大人になってみたいま「たやすい仕事はない」と切に感じる
主人公「私」も簡単そうに見える仕事もちょっとしたことで平和な世界が消えていく

読み終わった後に親や友達と「どの仕事やりたい?」と話してみるといい
仕事という遠い存在が少し近くなるはずだ

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