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センス、磨いてますか?

我々獣医師はある意味クリエイティブでなければいけないのでは?
と、考えます。
治療を一つとっても論文や症例報告ではあたかもこの症状にはこの治療!というのが画一的なものであるように書かれていますが、症状からその疾患や治療を導き出すことって実は発想力や想像力が豊かでないと思い至らないこともしばしばあるのではないでしょうか。

ではそのために何をするかといえば、先に挙げたように論文や症例報告を漁った上で見つけることになると思います。そうすることで同じような症例が来た際に、「そういえばこの前の子と似ているな」と思い至ることができるようになるわけです。

つまりこの「知識の集積」と「その知識を実際に使うことによる経験」が「センスを磨く」ことにつながるのです。

よく、この先生はセンスがいいな、と思うこともあると思います。
それはその先生が弛まぬ努力で身につけていったものに他なりません。

これは経営も同じで、あくまで「普通の知識」の集積が経営にセンスを付与します。

かの「くまモン」の生みの親、水野氏が出版した「センスは知識からはじまる」にも書かれているようにエキセントリックなアイデアだったり、先鋭的なアイデアというのは特別なことではなく、「普通よりちょっといい」ことが大事だったりするんですね。
そのためには世の中の普通を知らないとその比較検討ができません。

ですので、我々獣医師は、経営者であってもそうでなくてもまずは「世の中の普通」をちゃんと知ること、ひいては正常な社会的リテラシーを身につけることがとても大事なのです。
その結果センスは磨かれていくのだと思います。

今回は書籍を読んでのアイデアでした!
下記に今回の書籍を掲載するので皆様ぜひお読みください!


センスは知識からはじまる
著者/編集: 水野学
出版社: 朝日新聞出版


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