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清水のまぐろに舌鼓を打ち、三保の松原で富士山を拝む日帰り旅行

Googleマップを眺めていたら「清水市っていろいろあって面白そう」と思い、以前から行こうと思っていた世界遺産・三保の松原に行くことにしました。

今日の予算

今日の予算は5,000円
1日の予算を8,000円として20日間程度旅行しようと思っていますが、今日は夕食と宿泊代が浮きますので、その分を3,000円として計算しました。

いざ出発

ということで東海道線に乗って、国府津駅までやってきました。今日はここで御殿場線に乗り換えます。

今では熱海・函南間に丹那トンネルという非常に長いトンネルがあり、そこを東海道本線が通っています。しかし戦前にはこのトンネルを掘る技術が足りず、1934年の開通まではここを避け、大きく北に迂回していました。

それが現在では御殿場線として使われ続けているのです。今日はその御殿場線に乗りたいと思います。

接続や時間帯によってかなり異なりますが、御殿場線経由の場合ですと、所要時間はプラス20~30分ほどでしょうか。現在の東海道線の方がずいぶんとはやいものです。

ここ国府津からの御殿場線はJR東海の管轄となります

沼津で再び東海道線に乗り換えて40分ほど、座れませんでしたが、清水に到着。さっそく昼ごはんを食べに行きたいと思います。改札を出たところで発見したのは「まぐろのまち 清水」の文字。どうやらまぐろがおいしいらしい。

まずは腹ごしらえ

「清水魚市場」が駅のすぐ近くにあるということで、さっそく行ってみます。水曜日が定休日だそうですが、今日は火曜日。例によって何も調べずに来ましたので、これはラッキー。

観光バスも来ていて、賑わっていました。

建物は2階建てで、海鮮屋さんが軒を連ねています。どのお店も"観光地価格"で、散々迷った挙句、「一期」というお店に入りました。

注文したのは「まぐろの漬け丼」
味噌汁にはマグロが入っており、出汁がよく効いていました。

「まぐろの漬け丼」。¥1,620。

猛暑の中、清水駅まで戻ってきました。ここからはいよいよ世界文化遺産、三保の松原に行きます。

お次は世界遺産・三保の松原へ

バスに揺られること20分、「三保の松原入口」バス停で下車。ここから歩いて10分ほどで写真で見かけるような場所に着きます。

ところが今日は雲が多く、富士山を拝むことはできませんでした。非常に残念。天気予報は事前に確認していたのですが、曇りの予報でしたので、あまり期待はしていませんでした。にしても残念でなりません。

やや雲がかかる三保の松原。

ただ、海岸線に沿って並ぶ松は壮観です。ここにはかの有名な「羽衣伝説」が生まれた地でもあります。ごく簡単にご紹介しておきます。

ーーある漁夫が三保の松原の1本の松に美しい衣がかかっているのを見つけた。取って帰ろうとすると、どこからともなく天女が現れ、「私のものであるから返してほしい」と告げた。
漁夫は、舞を舞うことを条件とすると、天女は喜んで舞を舞い、気がつけば天にのぼっていってしまった。

参考:「羽衣伝説」
最初に美しい衣がかかっていたとされる松。3代目で、推定樹齢は300年だそう。

三保の松原は富士山を中心とする世界文化遺産のうちのひとつで、その構成遺産のうち富士山から最も遠い場所にあるそう。それでも「松と海と富士山」の組み合わせが、昔から神聖視されてきたのだ、というような説明がなされる資料館がすぐ近くにあります。

5分ほどの短い映像展示や、松の保全に関する展示などがあり、充実した資料館となっていました。

きれいな建物で冷房もばっちり効いています。

太陽がギリギリ照り付ける砂浜は本当に暑く、もう耐えられませんので、そろそろ帰ります。
清水駅からここにくるまで、バスで370円かかりました。しかし、資料館の横にレンタサイクルを発見。どうやら清水駅の近くで返却でき、料金は15分で100円。ということは45分以内に帰ることができればバスより安く済むぞ!と思い、自転車で帰ることにしました。

帰り道に日陰はまったくといっていいほど、ありませんでした。おまけに車どおりが激しいので、その排気ガスなどで通りの気温はますます上がっていたように思います。とにかくとんでもない暑さでした。

できれば30分で返却して200円で済ませられるように漕いだつもりでしたが、間に合いませんでした。結局40分ほどかかり、料金は300円となりました。それでもバスよりは安いのでよしとします。

帰りの東海道線はやや遅れているうえ、熱海で花火大会が開催される日にちょうど当たってしまったようで、妙に電車が混んでいますが、帰りたいと思います。

【今日の収支】

交通費:¥2,780
昼食:¥1,620
レンタサイクル:¥300
飲み物:165
計:¥4,865

なんとか無事に5,000円を切ることができました。


今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは。

〈執筆:R〉

※ これは連載記事「日本半周旅行 in 2023夏」の一環です。

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