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飯田線の秘境駅巡りをしようと思ったのになぜか温泉旅行になってしまった話


波乱の幕開け

今日はこのnoteを共同で執筆しているテラヲさんと一緒に臨時急行列車「飯田線秘境駅号」に乗車して、名高い秘境駅を多く抱える飯田線に乗車する予定でした。

・・・しかし!

待ち合わせの駅に彼が現れることはありませんでした。ようやく連絡がつくようになり、一言。

「今起きた」

旅行の日は寝坊なんてしないと思っていたのに。もうどうやっても豊橋駅9時50分の発車に間に合わせることはできなくなってしまいました。それなりにがんばってとった切符でしたので、残念でなりません。

間に合わないものは文句を言っても間に合いませんので、切り替えて目的地を大幅に変更することにしました。いろいろ考えた結果、今日の目的地は日本三名泉のある、下呂温泉に決定。

きっぷのあれこれ

ここからはきっぷに関するニッチな話題です。読者の方はお気づきかもしれませんが、私はきっぷ好きです。

私Rはきっちり間に合っていましたが、「飯田線秘境駅」号の切符は払戻すなり変更するなりしなければなりません。

しかし!

始発の豊橋駅の出札は大行列。変更や払い戻しは発車時刻までに行わなければなりませんが、この行列のせいで間に合うことはできませんでした。仕方なし。彼の方は発車時刻までに変更を済ますことができたようで、結局切符はこうなりました。

乗らない私がずっと持っていても仕方ないので、座席指定だけ取り消していただきました。上のきっぷは、1年以内に全国のみどりの窓口にもっていくと払い戻しを受けることができます。

続いて乗車券。わかる方だけお読みください。
私は当初「東京都区内→(豊橋・飯田線・塩尻経由)→東京都区内」の乗車券を持っていましたが、豊橋で途中下車した時点で、変更をお願いすることにしました。窓口に申し出たところ、「ここまで使用した分と手数料220円を差し引いたうえで払い戻し、新しい乗車券をここから買いなおしていただきます」とのこと。

乗継割引の特急券とともに。

使用開始後の区間変更なるものがあったように記憶していた私は、一応お尋ねしてみましたが、それは車内で申し出たケースのようでした。さらに「車内で申し出ていただければ、"特別な紙"で対応いたします。ただ、経路が複雑で車内で計算できない場合は窓口でお願いしますと言われるかもしれません」と言われました。

"特別な紙"とはおそらく、車内補充券のことを指しているものと思われます。私も実物に触れたことはありません。入手するチャンスだったのに・・・なかなかに惜しいことをしました。

途中下車@名古屋

いろいろありましたが、後続のこだま号にて名古屋に到着。2時間寝坊した彼を待つあいだに、地下鉄に乗って名古屋城の見物に行こうと思います。
中に入らず、外から見える場所はないだろうかとうろうろしましたが、そんな場所は見つからず、結局天守閣のほんのちょっとしか見ることができませんでした。

上だけ、ほんのちょっと。

行きは地下鉄できましたので、帰りはdocomoのレンタサイクルを使います。名古屋市役所から名古屋駅近くのスポットまで、およそ2kmの短い距離ですが、あまり詳しくない土地を自分の足で進むのはなかなかいいものです。

お昼ご飯。駅のホームでは当たり前のようにきしめんを摂取。名古屋にきてこれを食べない手はありません。

特急ひだ号で高山本線を北上

名古屋からは高山本線に直通する特急ひだ号に乗車。いつもなら指定席にするところですが、時間が読めなかったので自由席にしてみました。自由席にしますと、列車がホームにやってくるまで列に並んでおかないといい席を確保できない場合があります。私が自由席を好まない理由はこれです。

「東京都区内→東京都区内」の乗車券でしたが、豊橋でごにょごにょ手を加えたため、豊橋発となっています。
雄大な車窓を横目に。

日本三名泉、下呂温泉を散策

風光明媚な高山本線に乗ること2時間半、下呂温泉に到着。
下呂温泉は言わずと知れた天下の名湯で、草津温泉・有馬温泉に並んで日本三名泉のひとつに数えられています。

下呂温泉といえばこの写真でしょう。左下になにやら人が集まっていますが、あそこは野外露天風呂です。思いっきり裸になって風呂につかっている人もいるとかいう話でしたが、このときはそんな人はいませんでした。

やや古びた温泉街がいい味出しています。

今日はタオルなどの温泉セットを持っていませんので、近くのお土産屋さんで「下呂温泉タオル」を購入。そして向かったのは「白鷺乃湯」。ここの目の前には「日本三名泉発祥乃地」の石碑が立っています。
しかし見事の写真を撮り忘れましたので、かわりに下呂温泉の公式ページのリンクを貼っておきます。ドメインがgero.jpなのがポイント高め。

ひとっぷろ浴びて再び温泉街を散策。温泉のある街はのどかで、落ち着いていて、どこか上品で、しかしにぎやかで、なかなかにいいものです。

下呂温泉といえばこの写真のイメージです。
完璧な赤。

結局富山まで来ました。普段でしたら夕食を簡単に済ませるところですが、今日はちょいと奮発しようと思います。せっかく富山まで来たのですし、という言い訳をして自分を納得させておこうと思います。

富山駅から歩いてわずか。立地も最高、もちろん味も最高。

・・・それにしても奮発しすぎたでしょうか。少なくとも富山までくる意味は特になかったかな。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは。

〈執筆:R〉

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