ローテーターカフについて
みなさん!こんばんは。
ストリングスメンバーの北村です。
皆さんは、ローテーターカフ という言葉をご存知でしょうか?
もしかしたら、肩のインナーマッスルという言葉の方が浸透しているかもしれません。
この筋肉は、とても小さな筋肉ですが、ボールを投げるという動作に関しては、とても重要な役目を持っているのです。
今日からこのことについてお伝えしていきます。
ぜひ、ご自身やチームのトレーニングにこの内容を活かしてみてください。
ローテーターカフとは?
ローテーターカフ とは、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋に分けられ、この4つの筋肉の総称です。
別名、回旋筋腱板とも言われます。主に、肩甲骨と腕を繋ぐ様に付着しています。
肩甲下筋に関しては、肩甲骨と肋骨の間にある隙間から腕に向かって付着しています。
ローテーターカフの役割
ローテーターカフの役目ですが、主に肩関節の動きに作用します。
①内旋(腕を内へ捻る)
②外旋(腕を外へ捻る)
③外転(腕を外へ広げいく)
この動きは、投球動作には、必ず入るものなので、これらがスムーズに動かないと投球時に肩の動きに影響が出ます。
そして、これら以外にも大事な役目があります。
それは、「肩関節の安定性」という点です。
投球の様に腕を前に向かって振ると、腕が前に引っ張られます。そのままでは腕が抜けてしまいます。
そうならない様に腕を肩関節へと引き込む求心性の役割がこの筋肉にはあるのです。
怪我の種類
ローテーターカフは、投球などを繰り返し行う事で、負担がかかり怪我に繋がります。
その中でも、以下の怪我を発症する事が多いです。
・インピンジメント症候群
・腱板損傷
・腱板断裂
普段から肩のセルフメンテナンスとして、マッサージやストレッチ、また強化を目的としたエクササイズを行う事で予防が出来ます。
損傷や断裂してしまうと、外科的手術を受けなければならないケースもあります。
元プロ野球選手の斉藤和巳さん(ソフトバンク)や浅尾拓也さん(中日)も現役中にここの怪我をし、長期離脱しています。
ストレッチ
ストレッチとエクササイズをご紹介します。
まずは、ストレッチです。
エクササイズ①
次にエクササイズをご紹介します。
写真だけでは分かりにくい部分もありますので、一緒に動画をアップしますので、そちらも参考に行ってみてください。
このエクササイズは、肩関節の内旋筋を刺激していきます。
エクササイズ②
このエクササイズは、肩関節の外旋筋を刺激していきます。
エクササイズ③
このエクササイズは、肩関節の外転筋を刺激していきます。
エクササイズ④
このエクササイズは、肩関節の内旋筋を刺激していきます。
畳んだタオルでもいいですし、またミニボールなどを使ってもOKです。
エクササイズ⑤
このエクササイズは、肩関節の外旋筋を刺激していきます。
いかがでしたか?
ローテーターカフというのは、とても大事な筋肉です。
プロの選手でも毎日のケアや強化をしっかり行い、パフォーマンスの維持や怪我予防に努めています。
ぜひ、この投稿を見ている方、明日からご紹介したストレッチやエクササイズを参考に行ってみてください。
チームストリングス 北村智哉
■チーム紹介
『全ての野球選手が満足してプレーできるように』
野球界をより良くするために集まった
予防と強化のプロフェッショナル集団
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