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マラソン/トライアスロン

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マラソン、トライアスロン、等の持久系スポーツに関する情報を提供しています!
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#フルマラソン

市民ランナーにお勧めするトレーニング管理手法(有料)

市民ランナーの多くは、いわゆる余暇時間をやり繰りし限られた僅かな時間でトレーニングに励んでいるのではないかと思われます。 (当方も以前、市民トライアスリートとして活動していた時にはサラリーマンとして某ナイキジャパンに勤めていましたので、非常に限られた時間の中でトレーニングに励んでいました。。。) 限られた時間の中でトレーニングすることを余儀なくされている市民ランナーの、特にウィークデイのトレーニングについては、出勤前、あるいは、帰宅後、場合によっては昼休みに「30分間から

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フルタイムワーカーがサブスリーを達成するためのトレーニングに関するアイデア

フルマラソンレースに参加し始め、完走経験が増え記録が伸びるにつれて多くのランナーが頭に思い描くようになるのが「サブスリー」ではないでしょうか。 私はロングトライアスロンレース出場に向けてのラントレーニングの一環ととしてフルマラソンレースに初めて参加したのですが、初マラソンレースの完走タイムが3時間16分、その約9ヶ月後に参加した2度目のフルマラソンレースの完走タイムが3時間9分と、僅かばかりタイムが向上したのを機に「サブスリー」を意識するようになり、2度目のフルマラソンレー

レース前のウォーミングアップについて(有料)

目標とするレースに向けて順調にトレーニング(練習)が実施出来ても、レース当日のコンディションが悪ければレースで良いパフォーマンスを発揮することは出来ません。そのような意味でレース当日(レース前)のウォーミングアップはレースに向けてのトレーニング(練習)と同等に重要であるといえます。 しかしながら、多くのランナーが参加する大きなレースでは様々な理由から十分なウォーミングアップが実施出来ない状況にあることも否めません。 そこで、今回はウォーミングアップの生理学的意義に基づき理

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フルマラソンに挑戦する市民ランナーのためのトレーニングガイドライン

現在、フルマラソンに初挑戦する市民ランナーのためのトレーニング(練習)プログラムを有料提供中(下記参照)ですが、この冬にフルマラソンに初挑戦する多くの市民ランナーのトレーニング(練習)のヒントになればと考え、本トレーニングプログラムの概要と本トレーニングプログラムに基づくトレーニングガイドラインを以下にご紹介致します。 ●トレーニング期間(準備期間)に関して フルマラソンに挑戦する上でどの程度のトレーニング期間(準備期間)が必要であるか?ということに関しては、個々の身体的

ランニング練習量の増やし方に関して

フルマラソンの準備としては、ある程度の練習量が必要である事は周知の事実であると言えます。 なぜなら、フルマラソンという競技は42.195kmを如何に速く走るかを競う競技であり、初心者ランナー、市民ランナーにとっては42.195kmを大会が定める制限時間内に走り切らなければならない訳ですから、42.195kmを走りきる練習、いい換えると、42.195kmを走るに際して生じる身体への刺激に適応するために、ある程度の距離を走る練習も必要になるからです。 *フルマラソンの準備と長

市民ランナーのためのフルマラソン対策講座Vol.2スライド動画(有料)

2019年6月22日に開催したセミナー「市民ランナーのためのフルマラソン対策講座」のセミナースライド動画および概略を有料配布致します。 市民ランナーがフルマラソンの準備を開始すべき夏場のランニングトレーニング(練習)に関するヒントや市民ランナーがウエイトトレーニングを実施すべき理由・目的について解説したスライド動画となります。 本スライド動画に音声等による解説は含まれておりませんが、セミナーご参加者の復習として、今後のセミナーの予習として是非ご活用下さい。

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フルマラソンの準備のために夏場のトレーニングを効果的に行うためのポイント(有料)

フルマラソンレースシーズンは秋から冬にかけて(概ね11月から3月くらいまで)であると考えられるため、フルマラソンに出るための準備(練習)は夏場に実施することを余儀なくされるといっても過言ではありません。 夏場に行われるオリンピックや世界陸上を目指すトップランナーが暑熱順化(暑さに対して身体を適応させること=暑さに慣れること)を兼ねて夏場にフルマラソンの準備を行うことは重要である面もありますが、市民ランナーが真夏の炎天下の中、冬場のフルマラソンに向けての準備をする必要があるの

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やっぱりフルマラソンは特殊な持久系競技!?

近年、長距離走競技のスピード化がより進行し、その練習に対する考え方を変えなければならないといっても過言ではない状況においても、フルマラソンの準備(練習)については、これまでの考え方と大きく変わらず多くの走練習を行う必要があることは否めないと考えています。 もちろん、練習量(総走距離)とフルマラソンタイムが直線比例関係にある訳ではないと考えられますが、端的にいえば42.195kmをより速く走る練習が必要であるといえる訳ですから、他の長距離走種目の練習に比べて練習量が多くなる(

フルマラソンの準備としての長時間走(長距離走)とウエイトトレーニング

フルマラソンシーズンが概ね終結する春先になると、来シーズンのフルマラソン挑戦に向けて市民ランナーからアドバイスを求められることが多くなりますが、自身の経験を踏まえたアドバイスとして長時間走(基本的には3時間走)をお勧めするようにしています。 フルマラソンの準備として3時間走をお勧めしている理由の背景に確固たる科学的根拠はないのですが、自身の経験として3時間走に取り組み始めてからサブスリーを達成することが出来ましたし、フルマラソンに関連する先行研究を踏まえて考察すると、3時間

陸上長距離走競技における走速度に関して・・・

現在、持久系アスリートのトレーニングに関する情報提供に力を入れていることから、改めて陸上長距離走競技パフォーマンスに関して様々な視点から考察を重ねています。 当方は、そもそも1990年代後半に筑波大学大学院において持久的走運動時の疲労が運動後半の走速度の切り換えに及ぼす影響(持久的走運動時の疲労がいわゆる”ネガティブスプリット”に及ぼす影響)に関する実験を行い修士課程を修了したので、当時の世界陸上マラソン競技における5km毎のスプリットタイムのデータや当時の日本のエリートラ

心拍数と運動強度について

よく「脂肪を燃焼させるためには最大心拍数の60%の心拍数で運動すれば良い」などと耳にするように、心拍数は運動強度を示す指標として用いられています。 そこで今回は心拍数と運動強度について解説致します。 ●酸素摂取量について 心拍数と運動強度の関係について理解するためには酸素摂取量について理解する必要があります。そこでまず、酸素摂取量とは何かについて説明していきましょう。 私たちが運動のみならず全ての生命活動を行なう上では骨格筋が収縮する(筋肉を動かす)必要があります。骨格

無酸素性作業閾値について

持久系アスリートのトレーニングにおけるトレーニング強度を考える上で無酸素性作業閾値(Anaerobic Threshold = AT)に関する理解を深めることは非常に重要です。そこで、今回は無酸素性作業閾値について以下に解説致します。 エネルギー供給機構について 無酸素性作業閾値を理解する上では、運動時に必要とされるエネルギーが私たちの身体の中でどのように供給されているのかを理解しなければなりません。 まず、私たちが運動を行うためには骨格筋が収縮する必要があります。 そ

ランニングトレーニング管理シート(有料)

「市民ランナーにお勧めするトレーニング管理手法」という記事(下記、参照)で述べたように、通り限られた時間の中でトレーニングすることを余儀なくされている市民ランナーは、出勤前、あるいは、帰宅後、場合によっては昼休みに「30分間から1時間程走って終わり」さらに、その殆んどが「毎日同じようなペースでのランニング」という内容でランニングトレーニングを行なっているのではないかと推察されますが、Fosterは、このような単調なトレーニングを続けることでオーバートレーニング(症候群)を引き

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マラソンSub2を達成するために…

2017年5月6日、マラソンSub2(2時間切り)に挑戦するNIKEのプロジェクト「Breaking2」がイタリアのモンツァ・サーキットで行われました。 結果は惜しくもSub2ならずではありましたがエリウド・キプチョゲ選手が、現在の男子マラソン世界最高記録2:02’57”(デニス・キメット,ベルリン,2014)を大きく更新する2:00’25”という記録(非公認記録)を樹立しました。 ●マラソン2時間の壁は破れるのか!? 1991年にJoynerによって人間がマラソン競技