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予備試験の勉強しながら小説新人賞に応募してみた話

こんにちは。
1年以内に某塾の1年速習を終わらせる!!という目標を設定し、無事に1年以内に終わったので強制的に休み期間を作ってみました。
というのも来年の7月が試験なので、ここで一回休み入れないと体調を崩すとみたからです。
11月いっぱいは休むと決めたので何をしようか考えました。
旅行と矯正の抜歯とジムに行っていたのですが、それでは物足りず…今回は小説を新人賞に応募することにしました!!

なぜ新人賞?

論●マスターと選択科目を受講し終えた後で、正直疲労が溜まっていました。
論●マスターは本当にためになるのですが、規範あてはめ規範あてはめ、とやっていたらなんだか疲れてしまって、どうしても創作がしたくなりました。
創作は、私にとってのアイデンティティの一部です。アマチュアで上等、オタクで上等です。本当に、なくてはならないと思っています。勉強が忙しくて創作が出来ない時は、見に行ったり、聴きに行きます。私にとっては、美味しいご飯を食べたりやお酒を飲むのと同じだから、どんなに疲れていても躊躇しません。

司法試験予備試験の勉強と小説を同時並行する大変さ

ただ、勉強をしているとどうしても小説が上手く書けなくなります。とくに、予備試験の勉強との相性がイマイチです。
あ、歯列矯正とも相性悪いっていう判定をしてしまったので、なんか申し訳ないです…予備試験に。(笑)結局相性がよかったと思えたのは、梅干し作りでした。

というか、私は一体何をやっているのでしょう……

で、なぜかというと。規範あてはめ規範あてはめ規範あてはめという論文を繰り返すと、頭の中から散文や抒情詩のスタイルがなくなってしまうのです。
さらに、堅い言葉や、法学特有の言葉に使い慣れてしまうと、それが癖になってしまいます。
これは小説執筆にかぎらず他人のブログを読んで面白いと思っていたことですが、
ロースクールに入った人のブログがsnsを読んでいると、入る前と入る後で文章の書き方や言い回しにものすごい変化が見られます。

一旦勉強を止めないと厳しい

それで、勉強しながら書いていたドラフトを読み替えしたりもしましたが、勉強を止めた時にそれを読むと本当にひどいのです。
約款でも読んでる気分でした。
そんなもの、小説の読者は望んでいません。
それでも、勉強が大変だからか頭が自然とそういう書き方を好む様になってしまうのですね(涙)
さらに、心理描写に判例法理みたいなのを求めはじめようとしたり。そんなことできないのに。
ということで、意を決してがっと三回程度小説を推敲しました。いや、二週間は朝晩書いていたので、もっとかもしれないです。
そうしたところ、なんとか以前のような書き方に戻れました。
でもやはりおかしかったです。
人それぞれでしょうが、どうしても勉強との並行ができません。
ちなみに、裁判ネタ弁護士ネタの小説というものは書いたことがありませんし、私自身があまりそういう本を読まないです。
宮部みゆきの「火車」くらいしか知らないかもしれません。あの小説も法曹というより、刑事さんでしたね。

もし書くにしても、逆に今更、どうやってフィクションレベルまで抽象化するのだろう・・・?と、とても興味深いです!

業界のレイアウトに驚く

司法試験予備試験論文の勉強では、ナンバリングして書く、条文番号書く、二重線で訂正する、くらいのルールしかないと思います。

しかし、小説の場合は、
段落の開け方
読点句点の付け方
章を作る場合はその作り方
タイトルの入れ方
余白と字数と行のバランス
カウント方法(400字詰め原稿用紙の枚数を基準)
等、新しく知るルールがいっぱいありました。

正直最初は、法学の試験みたいに、書き殴って出せばいいだろと思って始めたのですが、そんなことはあるまじきことのようでした。たしかに、小説は文体も見られるのに、汚いレイアウトで出しちゃダメですね。反省です。
というか、書き殴ってる感じの論文をちゃんと読んでくれていた先生たちに逆に少し感謝しました。

ということで、書き方を学んだ上で、綺麗に整えました。これが本当に大変で、すべての文章を直すのに3日以上かかりました。

期限ギリギリで応募ならなんとかなる!

小説は、推敲が延々と終われなくなるという難点があります。
それは、私がプロットのレベルで悪いものを作っているからなのかもしれません。
もしかしたら、良いプロットが書けるひとはここまで推敲を重ねなくてすむかもしれません。
しかし、ストーリーの筋の問題だけでなく、表現方法へのこだわりを強くもってしまっても推敲は終わりません。
もっと良くなるはず!!と作っているうちに期待してしまうので終わりません。
そうしていると、勉強には支障がでます。

今回応募をしてみて
自然と諦めるために、推敲は新人賞の期限ギリギリでやるのが一番いいかと思いました。そうすれば、1日中寝ずに書き続けるという暴挙は減ります。
むしろ、そうしないと予備試験とは両立は厳しそうでした。

応募してみたら気持ちは明るくなった

こんな時に小説書いててもいいのかと結構な葛藤がありました。
私も自分のお金を塾に突っ込んだわけなので、それなりに首尾一貫した生き方をしたかったんです。
でも、どうしても書かずにはいられないときがありました。
事実、小説で創作できないストレスで、デッサンをしていました。
ただ、それだけではどうしても満足できませんでした。
それに自分の小説はダメだ、つまらないとすごく思っているんです。
ほんとうにつまらないのです。これは私がみても誰がみてもそうです。筋が汚いし、薄っぺらくて、痛くて本当に嫌なんですね。
でも、とりあえず形にできたことは本当に良いことでした。
もうこれで私の中の小説というボックスの蓋を閉じることができますし、これから半年以上は勉強に専念できると思いました。

今は燃え尽きたので、次いつ作品を出すか、何を書くかは出てきません。
しかし、また構想が出てきたら隙をみてこんな感じで書き続けようと思いました!

それでは!

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