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6月に観た映画:『ライド・オン』『RRR』『九十歳。何がめでたい』。

2024年6月、映画館で観た作品の振り返りです。

ライド・オン@ユナイテッドシネマ豊洲

ユナイテッドシネマ豊洲 Screen11

字幕よりも、吹替の方が好き:★★★★☆
ジャッキー・チェンのファンにはたまらない:★★★★★

「CGやVFXでアクションを再現(もしくはそれ以上のアクションを表現)できる今、生身のスタントマンや俳優がリスクを冒して危険なスタントに臨む意味はないのかもしれない」。
 ─ その問いに対するジャッキー・チェン自身の葛藤の物語です。

ストーリー自体は、テーマをふんだんに詰め込みすぎて、とっ散らかったかな、という印象です。ジャッキー・チェンの50周年記念映画ですが、アクションはジャッキー・チェン好きにはたまらない、テーブルや椅子を使ったアクションや、コミカル要素あり・工夫いっぱいのアクションに溢れています。長年のファンのための映画だと思います。

「落ちぶれたスタントマン」役として "今" のアクションを見せる一方、彼の過去の映画作品の名場面が「そのスタントマンの過去のスタント」として何度も流れます。今のスタントも過去スタントも、ファンにとってはどちらも捨てがたいものです。

初回は字幕で鑑賞しましたが、1週間後に吹替(ジャッキー役は石丸博也さん)で鑑賞しました。子供の時にテレビで観ていたのは石丸博也さんの吹替だったからか、吹替の方が映像に集中して楽しめました。(だから、字幕の上映館が少なかったのかも、、、)

RRR@109シネマズ木場

109シネマズ木場 シアター2

『RRR』以後のアクション映画製作は大変だと思う:★★★★★
ご都合主義な結末だが、それもたまにはアリ:★★★★★

映画館で観るのは、17回目。2022年公開の映画ですが、IMAX上映が決まる都度、時間を作って映画館で観るようにしています。

『バーフバリ』シリーズ同様、S・S・ラージャマウリ監督の作品は長時間すぎて配信サイトではどうしても観られない(開始10分ぐらいで観るのが辛くなってしまう)ので、映画館で観るようにしています。

日本でも大ヒットした超大作で、どのシーンもこだわり抜いた映像です。アクションももちろんですが、撮影の角度、距離感、バランスなど、えいぞうの作り方が面白いです。何度見ても、映画館で観る本編で飽きることはありません。

正直なところ、『RRR』を観てからは、別の映画を観たときに「予告編で想定できる範囲内だったな」とがっかりしてしまうことが増えました。特に他の映画の質が下がったわけではないと思うのですが、『RRR』を観たせいで、映画に対する自分の期待値が上がってしまったのでしょう。

九十歳。何がめでたい@109シネマズ木場

109シネマズ木場 シアター4

草笛光子さんが本当に素敵:★★★★★

日曜日に江東区のスタンプラリーを徒歩で周っていましたが、歩き疲れて休憩がてらに入った木場の映画館で観ました。

昨年100歳を迎えた作家・佐藤愛子さんの90歳からのお話です。俳優・草笛光子さんのご生誕90周年記念映画とのこと。夕方開始の回でしたがそれがその日の最終回で、客席は年配の方がほとんどでした。

何といっても、佐藤愛子さん役の草笛光子さんが本当に良いです。こんなに素敵なおばあちゃんになれるなら、長生きしてみたいと素直に思える映画でした。

ストーリー自体はシンプルで、誰でも観やすい映画だと思います。

        🎬🎬🎬

来月も、時間を作って映画を観たいです。