2023年冬、カラーフィルム自家現像事情。
久々に「火の見櫓」以外のことを書こう。以前はよくフィルムの事を書いたがネタだけ拾う奴も多く(♡スキを直ぐ押す奴)、NOTEは何も私にもたらされない所だったし、今時ブログなど読むのもいないだろうと、YOUTUBEに力点を置いている。時間は限られているのだ。
KODAKが現像液関係の利権を某国企業に売却したのはご存知だろうか。Film自体は2025までは作ると名言しているらしい。現在ブローニー120の値段は下げているのは年末セールぽいので期待しない方が良さそうだ。
今現在、私がカラーネガフィルムで使っている現像液はKODAKの純正現像液(いわゆる補充液)を500mlで計算して作っている。だいたい4〜5回使い回している。EKTARやポートラ現像する際はやはり新しく作った現像液でしたいものだが、すぐに汚れてしまう。もう、販売されないから画像付き。以前、どこで買ったか、何を使っているかをUPしたら瞬く間に在庫切れとなり、購入できなくなったからだ。
漂白のみオリエンタルを使用している。最後の1袋。現像液と定着液はKODAK純正品。まだ安かった頃に購入した。現像液か定着液がなくなったら、オルタナのオリエンタルにしようかと思っていた。
悩ましかったのはE-6現像である。ご存知かもしれないがTETENALが廃業(倒産)したという情報は随分前から聞いてはいたが、在庫分を入手して(海外から、現像液なので一悶着あったが個人輸入できた)使い切って、というより使えなくなって(希釈して4ヶ月くらいが期限)破棄した。破棄はオイルパックリに吸わせて燃えるゴミ。県の担当局と話をして、燃えるゴミで良いとの認識だった。
さて、最後の4x5、Velvia50の4カットと冷蔵庫にある秘蔵品VELVIA100・50の120を3箱、後生大事に持っているが現像をどうするか、悩みの種であった。(←過去形なのがミソ)
リサーチを重ね、どうやら「JOBO」が日本製のE-6やC-41、ECNの現像液を販売している事に気付いたが、果たしてJOBOのサイトで買うのを躊躇っていた。ドイツ語も英語も分からんし、クレジットカードも使うのが、ちょっとね。このJOBO液を日本の代理店(JOBOの製品を卸している、フィルム屋等)にメールで問い合わせたがなしの礫、無視するのはどうなのかな「銀塩」とかね。日本語自体怪しい奴め。日本のKODAK系のフィルムを巻き直して販売している所にもメールしたが、果たして今でもサイトに販売していないから取引はうまくいかなかったのだろう。日本製だからメーカーに直、という訳にもできないのだろうか。日本の小売システム、というか写真のフィルムの販売システムをどうにかならないのだろうか。例えば先のKODAKの会社自体がフィルムの販売価格を下げても、日本の小売業は値上げは即反応するが値下げには全く反応しない。フィルム自体、半年切っても値段がそのままというのもどうだろう。私自身期限切れフィルムは手を出さない。自分で買ったフィルムが期限切れしたものは使うが、期限切れフィルムは現像後どうなるか全く予想がつかない。
なので、円安にも関わらずB&Hで購入したりして。B&Hは購入してから1〜2週間でちゃんと来るし、なによりいつも使用期限が2年近くある。値段は殆ど変わらない。AmazonやYAHOOショップで随分購入したが、もう買わないぞ。
純正D-76も無くなって自家調合なるものも出回っているが、ADOXなんかが低温で作れるD-76出してるし、他のメーカーでもD-76を販売している。純正D-76も最後は日本のメーカーが生産してたけど、ちょっと出来が酷い感じもした。現像ムラが起き易い上、チリゴミが多い気がした。FUJIのミクロファインなんかはD-76の眷属だ。
さぁて、話の詰まる処。
日本でE-6もC-41も(ECN液もあるが使わないのでスルー)入手した。
悪いが何処で、どの製品を購入したかは言えない、自分で探せ。ネットでどこで買ったかを書くと瞬く間に無くなるからだ。現在此処で買ってる方も言いたくないだろう。今年の夏から流通が始まって、在庫の流れや無くなってから再入庫される状況を見ていたが割と切れる事無く在庫はある様だ。C-41は1マン、E-6は1.4マンで2.5L作れる。
恐るべき事に全ての現像液は「Made in JAPAN」。今フィルムメーカーが終わりを告げつつ有る令和の日本で、この世はどうなっているのだろうか。多分、JOBOやCinestillの製品もラベルが違うだけかと思われる。まぁ、これで最後の4x5・Velvia50の4カット分が現像できるが、秋はもう終わってしまった。
<了>