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人生を変えられるドアには再び巡り合える。

僕の文章を書く原点の1つは夏生さえりさんです。
さえりさんを初めて知ったのは、綾野剛似の彼とこういうシチュエーションになりたいという恋愛妄想ツイートでした。
そのほかにもいっぱいツイートされていましたが、どれもあったかくてやわらかい雰囲気を感じて、いつしかさえりさんのツイートが心待ちになりました。

そんな中、さえりさんが新しいブログサービスで書き始めました。
どれもするする読めて、やわらかい。しかも面白い。
新しい記事が出ると夢中になって読んでました。

1番印象に残っているのが、「好きなことを仕事にしたいんですけど、本当にそれがしたいことなのかいざとなったらわからなくなって、進路が決まらなくて、悩んで苦しいです」。
さえりさんの実体験を踏まえながら、読者に寄り添いコメントをするものです。
その頃僕は「書くこと」を仕事にしたかったのに全然できなくて、大好きなナタリーの記者に応募しようかな、でも志望動機ありきたりのことしか書けなくてなんて書けばいいかわからんなの状態で、ずっとこの先どうしていきたいのかわからなくてグルグルしてました。

その記事にあった「心が違和感を覚えて走り出さずにはいられなくなるまで」というフレーズが僕にめちゃくちゃヒットしてて。
「焦らなくていいんじゃないかな」と暖かく締めているのが心地よくて余韻があって。
それを見てそのブログサービスを始めて、文章を書いてました。
(いまはもうそのサービスが終わったので、noteで書いてます)

その後、新しい環境に飛び込むことにめちゃくちゃ不安を覚えて尻込んでしまう僕が、シナリオ教室に通い始めたのも「心が違和感を覚えて走り出さずにはいられなく」なったのかなって思います。

さえりさんが言う「焦らなくていいんじゃないかな」には、もう1つ同意できる理由があって。
やりたかったことをやるチャンスって人生を通して何回か遭遇するのかなって感じます。

その根拠がこの川嶋あい「ドアクロール」です。

高校生の頃からの僕の応援ソングなのでどの歌詞も好きなんですけど。
最後の部分が最近好きで。

今はまだ開けずにいる扉を
全部一つずつ覚えておこう
それはこれから開いていく
あなたとの人生の彩り
川嶋あい/ドアクロール

やりたいことってドアの形によく例えられる話を聞きます。
そのドアと巡り合うのは運だけど、そのドアノブを開いてドアを潜るのは実力。
それはそうなんでしょう。
でもそのドアって1回切りかというと、そうじゃないと最近感じてて。

色が違ったり、大きさ変わったり、ドアノブが変わったり。そんな変化はあるものの。
ドアとはまた巡り合う。
だからドアノブを掴めなくても、また巡り合うドアを掴めるように準備しておけばいい。
そんなことを最近考えています。

だから焦らなくていいんだよ。
またドアに巡り合って、心に違和感を覚えずにはいられなくなったら、また走り出せばいいんだよ。
そのときに一緒にいる人とね。

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