☆夢も希望もないこの世界で君は何を思い僕は何を思う☆◆一章◆後編

◆一章◆後編・運命の出会いなのかそれとも運命の悪戯なのか

第4話・ピカピカコミック


シュウジ、マサト、ハジメは1ヶ月頑張って漫画を描いた!

授業中に黒板の文字を書くふりをしてノートの下に白い紙を敷いてこっそり漫画を描いていた。

小学生ながら絶対バレてないと思って描いていたが、今思うと絶対バレていたと思うw

それでも先生はこっそり見逃してくれてたのだと今さらながら思った!

締切日1ヶ月…とうとう出来るのか!?

と思いきやシュウジがあと一週間締切日伸ばしてくれと言い出した!

全然描いてないわけではないけどもう少しかかるからと言われた!

マサトとハジメは渋々OKした。

そして一週間後、3人の漫画が完成した!

3人の漫画を交互に置きそれを重ね合わせ一つの本になった!

ハジメ「本?コミック?みたいな名前どうする?」

マサト「どーしようっか?」

シュウジ「うーーん…」

ハジメ「コロコロコミックってあるでしょ!ゴロゴロとかギラギラとか何とかコミックとかにしようよ!」

マサト「あ!なんか、それいいね!」

シュウジ「ピカピカとかどう!?」

ハジメ「ピカピカ…いいね!それにしよう!」

そうして僕ら3人が描いた漫画

ピカピカコミック

が完成したのだった!!!

画像1

画像2

およそ20年以上前に描かれたピカピカコミックでの

ハジメが描いた漫画である!


残念ながらシュウジの作品は自分の家には残っておらず、自分の作品も残っていなかった!

そして3人で交代で完成したピカピカコミックを読んだら…ハジメの作品も頭が良くてちゃんとストーリーになってて面白く、シュウジの作品を読んだら…めちゃめちゃ面白かった!

絵の動きや台詞、ストーリー構成などほんとに小学生が描いた漫画とは思えないほど面白かった!

シュウジは手塚治虫先生の作品が好きでその影響もあり動きがあるキャラが生きてる感じの作風になったのだ。

自分、マサトの作品はというと仮面ライダーをパクった感じのギャグ漫画的なのを描いたのだけどやはり二人の才能には叶わなかったのだ…

そして出来たピカピカコミックは教室の後ろにある本棚に置かれるようになり、その噂は学校中に広まり自分達のクラスに読みに来るほどであった!

ピカピカコミックは1ヶ月に1回出す事にして締切日決めて7号まで連載して本棚に並ぶのであった!

毎回、シュウジは締切日には出せず一週間くらい後に完成して持ってきて、それでも素晴らしい漫画を描いてくるから早く続きが待ち遠しくて仕方なかった。


第5話・運命の出会いなのかそれとも運命の悪戯なのか


小学生6年生になった僕ら3人の元に新たに自分も漫画を描いて連載したいというものが4人も現れた!

そして7人になり、1ヶ月の締切日を決めて7人の作品を合わせコミックにした!

そのコミックの名は…

暗黒コミック

…何がどうなってそうなったのか未だに知らないんだけど小学生の考えることだからね…

ピカピカコミックもコロコロコミックとそう発想が変わらず単純だからね…

7人が描いた漫画を合わせるもんだからそりゃあもう分厚い感じの本が出来たわけよ!

コロコロコミック→週刊少年ジャンプの厚さ

暗黒コミック→月刊少年マガジンの厚さ

実際そんなに分厚くはないのだけど例えるとそんな感じw

そして暗黒コミックも教室の後ろの本棚に並び、5冊くらい出たのかな…忘れたけど

シュウジとハジメと出会い、漫画を描いていた小学生時代

運命の出会いなのかそれとも運命の悪戯なのか

小学校卒業すると自分1人…自分の住んでいる地区だけ別の中学校になり

ハジメとシュウジは同じ中学校に入り離れ離れになってしまったのだ…

なんとも言えない寂しさがあった!

一旦途切れてしまったまんが道…

マサト、シュウジ、ハジメの運命は如何に

そして舞台は中学校編へと突入する!


つづく



余談1、コミックの切れ端

コロコロコミックと暗黒コミックは中学生になったハジメとシュウジと他のメンバーが好きな作品を思い出に切り取ってバラバラになってそれぞれが作品を大切に保管してるという!

その流れで、シュウジの漫画とハジメの漫画の作品を自分にくれたのだがシュウジの作品はなくなってしまってハジメの作品だけ保管してる状態でした。

シュウジの作品を読んでる皆さんに見せられなくてちょっと残念。

余談2、それぞれの家庭事情

ハジメは金持ちで一人っ子でシュウジとマサトは子育て貧乏

シュウジの家族は8人家族で6人兄弟の3番目←多すぎw

マサトは6人家族で4人兄妹の長男で妹が3人もいます

シュウジとマサトの両親は両親共働きできょうだいも多いので貧乏だったということ。

そういうのもあって、シュウジとは何でも話せて気を使わなくて一緒にいて居心地がよくそばに居て楽しかった。

友達が多いわけでもなく、ただ一人信頼できる親友がいればそれでいいと思っていた。

余談3、手塚治虫先生

マサトとシュウジは手塚治虫先生に憧れてた!

シュウジは特に手塚治虫先生の大ファン

でもこの頃、手塚治虫先生がお亡くなりになりショックを受けた!

お互い、学校帰りに夜空を見ながらいつか手塚治虫先生のような漫画家になろう!そうな風に語り明かしたこともあった。









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