見出し画像

日本一周(東日本編:9日目)埼玉の凄いところ発見

なるべく都会は、ささっと通り抜けるつもりであったが、なんだかんだで凄いところがあったりして、結局、何度も茨城県境は超えたけれども、結果的に埼玉県を抜けられず。明日は、群馬県を目指す予定。

1 隈研吾は凄いのだ、角川武蔵野ミュージアムに感動

まず、ところざわサクラタウンの階段。なんか凄いな。慌てふためいて適当に作ったようなデザイン。実際に歩いてみると全然違和感が無いのだけれど、外から見たとのインパクトが素敵だ。

そして、サクラタウンに接続する形でその存在感が素晴らしい角川武蔵野ミュージアム。この建築デザインは、隈研吾氏で、曰く、「足元深くにある地層から、古代の火山積層物が地表に割り出てくるイメージを建築化した」とのこと。まさに、そんな感じだね。
この外観を見るだけでもくる価値がある。

事前チケット購入をしていなかったので、当日券のところに並んだが、開館10分前についたにも関わらずなんと先頭。待ち時間なく、すんなりチケット購入ができた。この施設は、何を見るにも追加料金が必要なので、スタンダードチケット1400円で良いとした。全体スケジュールが遅れ気味なので、のんびりできないし。
このチケットだけでも、マンガ・ラノベ図書館と本棚劇場は見学できるので時間的なことを考えると十分だったな。

とにかく、本好きなら堪らない仕掛けばかりで、もう幸せ感に満たされること間違いなし。テーマ別に書籍が展示され、自由に手に取ってみることができる。椅子も用意されていて、落ち着いて眺めることができる。開館間際に最初に入ったので、人は少なく、素晴らしい環境だったよ。
本棚劇場には圧倒されたが、プロジェクションマップもお金をかけて作ってあり、なかなか見応えあり。フラッシュを焚かなければ写真撮影も可。
たくさんの本があるが、その中にもポツポツと読んだ記憶がある書籍(我が家にもある書籍)が散見され、おーっと嬉しくなる。50年以上前に読んだ『マッシュ』があってちょっと感動。
とにかくこういう本棚に囲まれていたい本好きはたくさんいると思う。お薦めだ。

2 大人の社会見学、吉見百穴

ここ、凄いね。古墳時代後期の日本最大の横穴墓。219基の穴があるらしい。こんなにたくさんの人を葬ったのかと。しかも、岩盤をくり抜いている。ロクな道具もない時代にどうやって掘ったのだろうか。当時は、入り口に閉塞石という蓋をしてあったとのこと。
下の二つの穴の中には、ヒカリゴケの自生地になっていて、マジ、光って見えるのだよ。面白い。

なお大きくて深い横穴があるが、これは、太平洋戦争末期に作られた地下軍需工場の跡らしい。現在は閉鎖中。

施設内で売られていた埼玉銘菓「五家宝」なるものを頂く。軽めのきな粉味のお菓子。美味しかった。

3 素晴らしいコンテンツ、三県境は地味

これは本当にコンテンツとして面白い。三県境は全国に48箇所あるが、容易に来られる平地にあるのはここ栃木県・埼玉県・群馬県の境だけ。舗装はされていないが、駐車場も用意されていて、草刈りもされ管理がされている。

それにしてもこの水路の水源、それぞれ異なるのかな。
周辺の民家の自治体も自治会も別だし、学区も異なる。ゴミ袋はなんて余分な心配をしちゃうよ。

4 総括

走行距離 129.4km、あまり先に進んだ気がしない。明日は、頑張ろう。

<経費>
朝食(セブンイレブンおむすび)130円
角川武蔵野ミュージアム入館料 1400円
駐車場 600円
昼食(山田うどん食堂、山田の冷麺、所沢市)790円
珈琲(セブンイレブン)120円
ガソリン 14.73L(川島町) 2475円
夕食、翌日の朝食(TRIAL、板倉店)597円

総額 6112円
なかなか5000円以内に抑えられない。入館料が高いのだよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?