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車中泊に必要な車内を整える(ベッドキットの設置)

日本一周するための車両が納車されました。軽自動車のスズキ・スペーシアです。いかにもアウトドアやっていますって感じのスペーシア・ギアとかじゃなくて、普通の乗用車タイプ。

結構、大きな課題であった車両が手に入っちゃうと、おー、いよいよだなぁとむちゃ期待が高まるわけですが、まあ、ここは落ち着いて、とりあえず車中泊ができるようベッドキットの設置してみました。


1 ベットキットを購入する。

スペーシアは、日本一周とか車中泊をしない時はいわゆる普段使いしますので、ガチガチのDIYとかは避けました。家族の理 解も大切だし。
素早く設置ができて、必要十分な平面が確保できることが最優先なので、少しくらいのお金が掛かっても仕方がないな、くらいつもりで取り組みました。

ということで、ベットキットはAmazonかなんかで購入。メーカーは、MGR Customsさんで、スペーシアMK53S専用キットです。ピッタシサイズで絶対間違いないという製品。完成度を求めるのでDIYという冒険はしないのですよ。

2 ベッドキット、部品が多いぞ

大きな箱で3つに分割されて届きます。大きすぎて自宅配送ができなので、指定の西濃運輸某支店へ取り置きを依頼しました。

かなり大きいダンボール。過去最大の宅配荷物。

段ボールを開封するには、かなりの場所が必要です。私の場合、室内で開封をしましたが、8帖二間に部材が散在しました。楽しいひと時です。
梱包は、ユーザー本位の丁寧な作業がされていて、運送中の破損がないようすごく工夫がされていて、梱包を見るだけでこのメーカーの信頼性が高まります。

丁寧に梱包。部材が傷つかないよう固定されている。

部材は、4分割でセットするベッド本体、大量のボルト、ベッド本体を支える金属フレーム、それと組み立てマニュアルです。フレームには、組み立てる際に迷わないようどこの部分のフレームなのかシールが貼られていて、とても親切です。慣れちゃえばどの部分かシールなしでもわかりますけどね。一度目の組み立て時は、とてもありがたかったです。

ベッド(床)部分はこんな感じになるというシミュレーション
写真と図入りの丁寧な組立マニュアル
剥がれやすいが向きや部材名のシールが貼られている。

フレームを支える床部分への補強として、補強用金属板と滑り止めのゴムマットも入っていますので、車体本体に傷つくことはありません。カーペットの上だとふわふわして安定しないかなと思いましたが、この補強用金属板を敷くことにより安定します。

かなりしっかりとした金属板

このキットは、一人用と二人用、ショートサイズと3種類の平面を作ることができます。私は、基本一人で車中泊をする予定なので、助手席まで使った一人用として組み立てます。

3 キットの組み立ては至極の時間

いやー、組み立て、楽しかった。組み立てが進むにつれて、車中泊、可能だなあと思ったり、こいつで日本一周に出かける日を想像すると涎がでるよ。昨今の辛い日々が耐えられそうな感じになります。

(1)シートアレンジを変更
スペーシアの後部座席を最後ろまで下げます。その上で背もたれを倒してフラットな状態にします。

スペーシアは、そのままでも概ねフラットになる。

(2)フレームの準備
フレームごとに高さ調整とひっかけるためのボルトが必要となるので、それらをマニュアルに従いフレームに取り付けていきます。数は多いですが製品の精度が高いので、指示通りに取り付ければそれなりにできます。最後尾のフレームだけは、マジックテープで車両本体の床に位置を固定しますので、事前の組み立てが必要です。

フレーム数は、必要最低限であるがそれでも多いな。
素材も成形加工もかなりしっかりしている。
後部のフレームの仮組み。ここだけは少し形状が異なる。

(3)フレームの組み立て
最後尾のフレームから後部座席上部へと順にフレームを組み立てていきます。基本、一人でできますよ。ロックボルトにフレームを差し込んでいくだけで大まかな形が完成です。

後部から取り付けていく。
後部のフレーム組み

精度が高い製品なので、フレームの角が車両本体の内側に当たり傷をつけることはありません。絶妙なサイズ感、ギリギリまで最大限車内の広さを活用する感じになります。

ギリギリで当たらない極限までサイズを確保した設計

後部座席の横(スライドドアステップ部分)には、滑り止めゴムマットの上にフレームの脚を設置します。床に傷がつかない横ずれすることもない仕様です。配慮が深い。

車両本体に傷がつかないようゴムマットの上に土台を設置

フロア(ベッド)を設置してみる。フレームが組み上がったので、お楽しみのフロア(ベッド)を設置してみました。フレームにマジックテープが付いているので横ずれすることはありません。

大きな床が完成。床の下のスペースも意外に確保されている。
後ろから見たところ。期待高まる。

助手席側も設置してみる。
組み当て方は同じなので、勢いで助手席側にもベッドキットを延長してみました。フロアも置いてみると、なんと2メートルの平面が完成しました。完全に寝れるじゃん。運転手席についているひじ掛けを倒すと、約60センチの幅が確保できます。
いやいや、これは、マジ軽自動車でも車中泊可能だーと確信しました。一人車中泊なら、宿泊時にも車内のアレンジの変更がなく居住スペースが確保されるので、かなり余裕です。使い勝手良さそうです。

助手席側も同じ要領で組み立て。車両のティッシュボックス・ケースもカップフォルダーも使える。
後部から見たところ。約2メートルの床が完成。寝ることできそう。

設置の確認をした後、分解してみたが、実に簡単でした。先日、お試しの車中泊をしてみたので、ベッドキットの再設置をしたのですが、2度目は実に簡単です。10分くらいで組み立てができるかな。
この製品の精度の高さは、お金に換えられないな。自分ではこのレベルのものは作れません。

4 車中泊への期待が増幅中

実際に車両にベッドキットを設置してみると、ムチャ車中泊への期待が増幅します。日本一周の旅も可能じゃね?なんて、マジ、思います。
時間に囚われずに、行き当たりばったりで旅しながら、読書するなんて、想像するだけで寿命が数日から数週間、延びるよ。ちょっとだけ長生きできる。

シュラフを敷いてみる。もうこれで充分じゃね?

ということで、また一歩、日本一周への旅が現実味を帯びてきました。なんかこういう準備している時間が楽しいのだよね。人生楽しまないとと改めて実感しているところです。

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