見出し画像

大坂なおみとNikeのエアジョーダン1

少し前の話になりますが、大坂なおみ選手がメディアのインタビューに答えないと宣言して、実際にインタビューを拒否したことで罰金を課せられたという事件がありました。このニュースを聞いた時、私はすごい事をしたなと驚きました。もちろんポジティブな驚きです。テニスの技術だけでなく、精神面でも急激にタフになったように感じましたが、後にうつ病に悩まされながらの行動だったというのを聞いて、この人は本当にすごい人だと思いました。

ルールは私たちの行動や活動に秩序をもたらし、生産性を高めるための役に立ちます。しかし時に無意味で非生産的です。そんな無意味なルールを破ることによって、新しい価値が生まれることもあります。

今は人気のエア・ジョーダンも1984年に発売された時、NBAから試合で履く事を禁止されていました。理由は「白が少ない」。今聞くと「は?」というような理由ですが、当時はユニフォームの統一性に関する規則というのがあって白以外は認められていなかったそうです。しかしマイケル・ジョーダンは赤と黒のエア・ジョーダンを履いて試合に出続け、ナイキはその罰金(1試合5,000ドル)を払い続けました。そしてエア・ジョーダンは今でも大人気です。

ナレーションはこう言います。

On September 15th, Nike created a revolutionary new basketball shoe. On October 18th, the NBA threw them out of the game. Fortunately, the NBA can’t stop you from wearing them.
9月15日、ナイキは革新的なバスケットボールシューズを創った。10月18日、NBAはそのシューズの試合での使用を禁止した。幸い、NBAは君たちが履く事は禁止することはできない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?