23回目のサマーナイト

※あくまで個人の感想、考察となります。また感情のままに書き殴っているため、誤字脱字があったらすみません。

--------------

私立恵比寿中学のMVが公開されました。タイトルは

『23回目のサマーナイト』

年齢からしてメンバーの真山りかさんフィーチャー曲ではないかという説や、『23歳になったら結婚しよう』という歌詞がある『朝顔』のアンサーソングだという説も。

気になるのはMVの内容でした。メンバー6人がそれぞれ夢想するデートとされている内容が反映されているらしい。これまでになかったわけではないけど、歌詞も曲調もMVも、またまた新たな引き出しができたな、と思いました。いったい何度目の新境地だろうか。この底知れなさ、無尽蔵さもエビ中の魅力だと思います。MVを観た感じ、メンバーのデート内容は以下の通りです。

真山さんはスーツでおそらく仕事帰りデート。

安本さんはおうちデート。

星名さんはドライブデート。

柏木さんは食べ放題デート。

小林さんは公園デート。

中山さんは浴衣を着て夏らしいデート。

みんな可愛いのは当然のことなので改めて言う必要もないけど、全員が異なる設定で、イメージと雰囲気が非常に噛み合っていてどれも素晴らしいです。

彩ちゃんの生活感、みれいちゃんの今ドキ感、ぽーの「公園いいじゃん」みたいな懐の大きさから楽しさが伝わりますし、

真山のスーツ姿、ひなたのナニカをねだる顔、りったんの浴衣姿には楽しさを超えてドキドキすら覚えました(もっと言えばひなたとりったんには毎回悶絶してため息が出たので、おそらく僕はひなりこ寄りの箱推しです)。「彼女とデートなう」に6回使いたい。

前文がキモすぎるので真面目な話をしようと思います。公言はしていないのでこういう言い方や解釈が正しいのかはわからないけど、エビ中はメンバーとファンとの疑似恋愛というよりは、人間愛寄りのアイドルをやっていると思います。女の子を応援するというよりは、頑張っている人間を応援する感じ。ももクロもたぶんそうですね。これによって恋愛禁止に縛られる必要はなくなると思うのです(だから出席番号7番もなんやかんや許されたのでは?)。一方で、やはりどこかでは「恋愛か…」と思う気持ちもありました。

でもこのMVで思いました。彼女たちももう大人なんだ。最年少2人組の片方、ぽーも20歳になったしりったんもまもなく20歳だ。人間性がよくわかる冠番組だった「エビ中☆グローバル計画」や「エビ中++」に映っていたような、人見知りで内気でどこか未熟なあの頃とは違う。歌唱力などLIVEパフォーマンスがぐんぐん上がっているのだから、人間としても成長するだろうし、恋愛だってするだろうし、いつかは結婚だってするだろう。それは寂しいことでもあるけど、それだけ長くやってきたということ。だから11周年を迎えたことを実感するMVでもあったのかもしれない。真山は11年支え続けている。かほりこを迎えたところから数えても8年経つのだ。

疑似恋愛でやっているグループにはその良さがあるしブランド力もあるけど、(たぶん)人間愛でやってきたグループに対して、他とは比べられないような苦楽を経験したグループに対して、「恋愛はちょっと…」とは僕は簡単には言えません。MVで見たような、あんな幸せな顔をしていてほしい。だから綺麗事ではなく、本当に人としての幸せを願っています。

あの子が「いつかできるかな」と願った幸せ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?