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(残り4カ月)夏期講習と「貯金通帳残額恐怖症」

7月。
もう、11月の考査は間近。
夏期講習の案内は、6月に配られました。
毎日、何らかの講座がある。
限定したい。
でも、できるだけ受けないと、
受からないかもしれない。
合格可能性を最大限高めるために、
最大限受けたい気持ちと、
資金余力を考えると、
最小限に抑えたい気持ちが
交錯する。

私たちが踏み込む世界じゃないな。
異世界すぎる。

高すぎる不確実性に、高すぎる授業料。

幼児教室のビジネスモデルは、
できるだけ多くの家庭に夢を見せて
賭け金を集める、
ギャンブルの胴元ビジネスだな。

前年12月に、
幼児教室の営業トークを受けた時に感じた、
率直な、そして入会しても変わらない、
気持ちでした。

入会したが、最後。

このギャンブルからは、降りられない。

これだけ資金を投入して、
時間を割いて、
子どもも努力しているのに、
資金投入を躊躇できるはずがない。

通帳の残高は、
入会直後の冬期講習、
そして、その後すぐにやってきた春期講習、
そして、続々と始まる志望校別模擬テストで、
加速度的に減っている。

すでに長男の中学受験でかなりの金額を
使ってしまっている。

これから一体、
いくらかかるんだろうか・・・。

女子難関校向けの特別講座も必要。

慶應向けの特別講座も必要。

行動観察は重要。

女子難関校向けに、
手先の器用さを養う講座は必須。

「週1回の通常授業」で
何とかなるんじゃなかったの?

入会説明会で「営業のひと」は、

「うちは、
 絵画教室や体操教室の掛け持ちをしなくても
 大丈夫ですよ!」

と、にっこり言ってたので、
かかる費用が青天井にはならない
と思っていた。

が、結局、
いろんな教室掛け持ちと一緒じゃないか!

これがお受験ビジネスか!!

やっぱり、ギャンブルは胴元が儲けるんだ!!!

でも、もう、
“お受験カジノ”から退場できない。

もしも、万一、ありがたいことに
第一志望校の結果が出るまでに
いくつも受かってしまったら、
その都度、入学金を払わなければならないらしい。

第一志望校の結果が出るまでに、
第一志望校の入学金が払えなくなってしまったら、
どうしよう?

合格ラッシュの嬉しい悲鳴は、
家計を揺るがす、ほんとの悲鳴になる。

嬉しい妄想を、
悲しい懐事情が打ち消す。

まだまだ合格がおぼつかない成績表と、
どんどん残高が減る貯金通帳。

願書もまだまだ完成には、ほど遠い。

灼熱の、
でも、心は底冷えする暗い夏。

勝負の夏は、
会社で仕事を22時に終え、
その後、
学習計画の進捗管理、軌道修正、
そして親の責務としては最難関の願書作成に
取り組み、
明け方に帰宅、
または帰る時間も惜しく、会社で徹夜する、
そんな日々になるのです。


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