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ストレンジシード静岡2023|アーティストインタビュー

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ストレンジシード静岡のサポートスタッフ、その名も「わたげ隊」。ストレンジシードってどんなフェス? どんなアーティストが出るの? ということを伝えるべく、地元・静岡を中心に活動する…
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2023年5月の記事一覧

煩雑な関係性をも含めるように「係う(かかずらう)」きゅうかくうしお インタビュー

天野 お一人ずつ自己紹介をお願いします。 辻本知彦 「芸術家」の辻本知彦です!最近近くの文化芸術センターみたいなところに「パフォーマンスをしたい」って言いに行ったら、こいつややこしいなっていう顔で見られたんですよね。それに腹が立って「僕、芸術家なんですけど」って言ったら逆にまた冷ややかな目で見られて、僕、燃えてきたんですよね。だから、これからは芸術家って言おうと思ってます。 森山未來 辻本さん、芸術家というものにかなり旧時代的なイメージを持たれているようなので、そこもリサ

違う場所に、本来ありえないものが置かれてる。ダンスカンパニーデペイズマンインタビュー

ハボ 最初に、団体名の由来と、お二人それぞれの自己紹介から始めていただいてもよろしいでしょうか。 木皮成(きがわ せい) ダンスカンパニーデペイズマン代表の木皮と申します。団体に固定メンバーは居ないんですが、こちらはレギュラーメンバー的に毎公演関わっていて、音楽も作る丹野武蔵さんです。 作品ごとにやる人が変わるんですけど、ほとんど一緒の人がいる、みたいな状態で。(今回もご出演の)高下七海(こうげ)さんもそうですね。毎回出てる。 「デペイズマン」ってどんな意味? 木皮 

創造的に年を重ねる。110歳までアクティブに! TACT(TAkasaki Community Theater)インタビュー

天野 TACTさんの簡単な説明とお一人ずつ順番に自己紹介をお願いします。 藤井 藤井咲恵です。私がファシリテーターという形で、作品を作るときは皆さんからアイデアをもらって、その中から作っていく、いわゆるまとめ役です。TACTは正式名称がTakasaki Community Theater(タカサキコミュニティシアター)という名前で、名前の通り群馬県高崎市で活動しております。NPO法人Ballet Noah(バレエノア)という団体が運営しており、60歳以上のアクティブなシニア

嘘のない野外で、嘘のない舞台を。マームとジプシー インタビュー

一人から始まって広がっていく創作天野 自己紹介と、団体名の由来を教えて頂けますか? 藤田貴大 演劇作家の藤田貴大です。「マームとジプシー」を始めて、今年で16年になります。 天野 おめでとうございます。 藤田 〈マーム〉は母体という意味で、〈ジプシー〉は放浪するみたいなイメージですね。僕が22歳の時に始めました。劇団ではないので、メンバーは僕しかいないですね。 天野 そうなんですね。 藤田 僕自身がそんなに人を率いるタイプじゃないから、いわゆる“主宰”みたいな立場に