ストレンジシード静岡

2022年のGW、演劇とダンスで、いつもの街が劇場に変わる。 ストリートシアターフェス|ストレンジシード静岡2022 2022年5月3日(火・祝)~5日(木・祝) 駿府城公園、静岡市役所・葵区役所、静岡市民文化会館 野外ステージ など

ストレンジシード静岡

2022年のGW、演劇とダンスで、いつもの街が劇場に変わる。 ストリートシアターフェス|ストレンジシード静岡2022 2022年5月3日(火・祝)~5日(木・祝) 駿府城公園、静岡市役所・葵区役所、静岡市民文化会館 野外ステージ など

    最近の記事

    余計な力を使わない倒立のミニマリズム。渡邉尚 一問一答インタビュー

    倒立のワークショップを始めたきっかけはなんですか? オーストラリアのアクロバットフェスに呼ばれた際にたくさんの人が倒立をしているのを見て、日本にも倒立する人が増えたらいいなと思いました。ゆくゆくはコミュニティを作れたら、と思ってます。 ワークショップで色々な人の倒立を見ていて、面白い点は何かありますか? 私が倒立なんて…と言っていた人が、「あれ?意外と出来ますね」と不思議そうにしているのを見るのが好きです。また、それぞれの性格や身体の癖が見えてきておもしろいです。人が上

      • ストレンジシードの申し子!? まだこばやし インタビュー

        ユニット名誕生秘話(?)ハボ:前からずっと気になっていたのですが「まだこばやし」というユニット名の由来からお聞かせください。 長谷川:よく聞かれるんですよ、「何ですかこの名前?」って。そういう時は「ま」は「舞う」の『ま』、「だ」は「打つ」の『だ』、「こ」は「声・呼ぶ」の『こ』、のお囃子ということで「まだこばやし」です、といってるんですが、本当はもっとくだらなくて。 長谷川:お好み焼き屋で、名前つけなきゃいけないな~って、食べながらしゃべってたんです。そのお店の名前が「こば

        • ダンスに思いを仕込む振付作家 田村興一郎 インタビュー

          ダンスで芸術作品を作る“振付作家”リョウゴ:まずは自己紹介と、普段どんな活動をされているのか、教えてください。 田村興一郎:僕はダンスアーティストと振付作家として活動しています。 ダンスアーティストとしては、小学校でダンスを教えたり、福祉施設でワークショップを開いたり…「ダンスを通じてコミュニティを広げる」「ダンスを使って社会と繋がる」ということをメインに活動しています。 振付作家としては、ダンスアーティストという地域にコミットする仕事とは違い、“アートを作る”ことを軸に活

          • 歩くのもWalk。休むのもWalk。 大熊隆太郎『Team Walk』 インタビュー

            「歩く」ってどうやるの?天野:『Team Walk』に出演する皆さんは、先日静岡にお越し頂いたという事ですが、その時はお稽古を? 大熊:そうですね。実は僕、ストレンジシード皆勤賞(※)でして。もう下見する事ないやろって思ってたんですけど、今年は初めて「駿府ホリノテラス」という場所を使うことになりました。「じゃあ、やっぱり現地に行って見ておかないと」と思って。今年も出演して頂くSPACの大内さん(大内智美さん)と、春日井さん(春日井一平さん)。あと壱劇屋のメンバー、サファリ・

            人間らしさ愛らしさを大事にしたい 山本卓卓(範宙遊泳)インタビュー

            生きちゃってるから、しょうがない八木:まずは山本さんの自己紹介をしていただいてもよろしいでしょうか。 山本:1987年生まれの山梨県出身で、大学から演劇を続けています。2007年からなので、もうかれこれ15年近くになります。2014年あたりから海外で上演できるようになり、マレーシア、タイ、インド、シンガポール、アメリカといった国々のアーティストとコラボレーションを行ってきました。コロナの直前まで半年間ニューヨークに留学していて、そこから帰ってきた矢先に入れ替わりのような形で

            にじみ出る、根源的な懐かしさ。天野天街(少年王者舘)インタビュー

            創立40年の老舗劇団八木:自己紹介をして頂いてもよろしいでしょうか。 天野:少年王者舘という劇団の主宰をやっています、天野天街というものです。 少年王者舘は1982年に創立して、今年で40年になります。名古屋を拠点に始めて、2年ぐらい経ってから、東京や大阪などそこらじゅうで公演をするようになりました。40年もやっているのでね、ま、どうでしょう、だらだらだらだら続いているような劇団ですね(笑) 八木:劇団の名前はどういう理由で付けられたんですか。 天野:なんとなくです。山

            ストレンジシードと静岡はホームグラウンド 山田裕幸×劇団渡辺 インタビュー

            劇場を運営しながら劇団活動リョウゴ:まずは自己紹介をお願いできますでしょうか? 梅田:劇団渡辺の2022年度代表の梅田大三です。よろしくお願いします。 山田:劇団渡辺は年度によって代表が変わるんだよね。 梅田:そうです。去年も僕がやってたんですけど、毎年、劇団内投票をして選考されるというか指名されるっていう形で。今年も引き続きとなりました。劇団渡辺自体は静岡市内で主に活動してまして。「人宿町やどりぎ座」っていう劇場を拠点にして活動を行っています。劇団としての方針というか

            土嚢袋をバチャーン!で「あースッキリ!」 夕暮れ社 弱男ユニット インタビュー

            衝動的な若者のゴロゴロ!?八木:まず、稲森さんの自己紹介をお願いします。 稲森:京都市を中心に活動しています「夕暮れ社 弱男ユニット」(以下、夕暮れ社)という、ややこしい名前なんですけど…そういう名前の劇団で活動しています、俳優の稲森明日香です。 八木:このインタビューにあたり、演劇動画配信サービス「観劇三昧」で公開されている『友情のようなもの』という10年ほど前の作品を先日拝見させていただきました。結構、前の作品なので、今と変わっている部分もあるかと思うんですけど、すご

            自分でも驚く間違いを起こすアート contact Gonzo インタビュー

            めちゃくちゃメソッドリョウゴ:contact Gonzoさんの成り立ちを教えてください。 三ヶ尻:今現在メンバーは4人です。今ここにいる僕と塚原くん(塚原悠也さん)と松見(松見拓也さん)と、今日はいないですがNAZEくんの4人がメインで活動しています。結成は2006年で、ダンサーの垣尾優さんという人と塚原くんが始めたっていうのが最初の起こりですね。そこから考えると、16年になります。 リョウゴ:なぜ「contact Gonzo」という名前になったんでしょうか? 塚原:最

            現代サーカスを、観劇の選択肢の一つに 吉田亜希(流転)インタビュー

            ジェットコースターは乗れないけどハボ:まずは簡単に自己紹介をお願いします。 吉田:吉田亜希と申します。今回初めてストレンジシードに参加させていただきます。私は演劇でもなくダンスでもなく、現代サーカスというものをやっています。3年前に香川へ移住してきて、それまでは東京で十数年活動していました。 いわゆる伝統的なサーカスというと、みんな“動物がいるやつ”とか“空中ブランコ”とかをたくさん答えてくれるんですが、現代サーカスと言ってピンときてくれる方にはまだなかなか出会えなくて。演

            片耳から聴こえる、それぞれの演劇。 sunday インタビュー

            まちは、劇場天野:みなさんの自己紹介をお願いいたします。 赤星:赤星マサノリです。sundayの前身である「劇団☆世界一団」から参加しています。木下さん(=ストレンジシード静岡のフェスティバルディレクターでもあるウォーリー木下)がずっと作・演出を担当していたんですが、今回の『ひとりいっこ』は僕が演出を担当します。 平林:俳優をやっております、平林之英です。昔、ブラスバンドをやっていたので、音楽と演劇を一緒にやっていきたいなと思って活動しています。焼酎亭という落語のお囃子隊

            変だなこれ、っていうものを受け入れた時の快感 羊のクロニクルズ インタビュー

            多分、恋八木:まずは、結成に至るまでの経緯を教えてください。 田村:静岡・浜松市の連尺町にある、たけし文化センターという施設で結成しました。僕は障がい者で、その施設の利用者。一方の曽布川さんは健常者で、施設のスタッフです。 曽布川:あまり健常じゃないですけど(笑) 田村:そこで曽布川さんにギターを教えてもらっていました。そこでは目に障がいのある友人もドラムをやりに来ていて、三人でバンドをやることになったんです。 曽布川:1年半前から僕がたけし文化センターに勤め始めて、

            パァッと華やいだ気持ちになってほしい 山本正典(コトリ会議) インタビュー

            「コトリ会議」ってどんな会議?ハボ:まず、「コトリ会議」という名前の由来からお聞きしてもいいですか? 山本:最初は「小さなコトリ達がチュンチュン会議しているけど、彼らにとっては大事な事件」という意味で、小さな事件を扱うお芝居を作ろうと思って”小さな小鳥”。 あと、些細な物事って言うんですかね。一度自分の戯曲に書いたくだりなんですが、意気消沈している相方のそばに、テーブルのコップを”コトリ”と置いて「あったかいお茶でも飲みな」っていう、ささやかな気遣いをする…そこからドラマが

            新しい動きを生み出す“遊びのルール”を考える人 ホナガヨウコ インタビュー

            興味があるのは、新しい動きを作ること天野:まずは自己紹介をお願いします。   ホナガヨウコ:ダンスパフォーマーと振付家をやっています。普段の仕事は、広告やミュージックビデオ等の振り付けと自身での出演、Eテレ等の子供番組への振り付け、それからワークショップもやっています。私にも子どもがいるので、最近は親子向けが多いですね。1歳から6歳までの未就学児を中心に、体遊びの親子教室の講師をよくやっています。 天野:いろいろなジャンルのダンスをされている印象がありますが、コンテンポラリ

            全部が尊い。湧き上がるものを大切に。齊藤コンインタビュー

            動物が好き。植物が好き。ハボ:まずは簡単に、自己紹介をしていただけますか? 齊藤:ダンサー・振付家として活動しています。ダンスって一応言っていますが、ダンス!ダンス!っていう感じじゃなくて。元々は私、生物学をやりたかったんですが、ちょっと勉強があまりうまくできなかったんです。でも、人体のことを学んでいたら、それはそれで楽しいだろうなって思って。身体の研究の方にいこうかなと思ってるうちに、踊る方にいってしまっていた…ていう感じですね。 ハボ:生物学にとても興味を持っていると

            言葉の先にある、自分のアイデンティティ 安住の地 インタビュー

            公園で出会う、色とりどりの影響天野:まず、お二人の自己紹介をお願いいたします。 中村:「安住の地」の中村彩乃と申します。劇団の代表と俳優を主に務めております。今回の『異郷を羽織る』という作品は、再々々々演くらいにあたります。私の一人芝居と、森脇くん(森脇康貴さん)の二人芝居と色んなバージョンがあるんですけど、今回は森脇くんとの二人芝居において、”語り手”役として出演します。 森脇:「安住の地」の森脇と申します。主に、中村(中村彩乃さん)と同じく俳優をやっております。 天