ゲロの話(24/01/05)
※ゴア描写あり閲覧注意
今、つくばへ向かう途中、東京行きの新幹線で少し記事を書こうと思う。
昨年末にもらった頓服の精神薬が切れてきた。もしかしたら次回の通院まで持たないかもしれない。
昨日は帰省で唯一友達と遊んだ日だった。
中学の友人のリクエストでやったこともないパチンコに行き、何一つアツい演出もないまま速攻で1000円をスって終わった。おそらく、ぼくは今後2度とこれをやらないと思われる。賭けたお金が無くなった後は暇だったし友達のパチ観も別にしたくなかったので、休憩所においてあったゴールデンカムイを読んでいた。
その後ラーメン屋に行った。背脂のトッピングが前面に出ているいわゆる家系のラーメン屋で、学生サービスの麺特盛を使って得味噌ラーメンと名乗る一杯をほぼ戦いになりながら完食した。
この時の僕は何も考えていなかったのだが、今思い返せば元々のラーメンには「得」とついていたし、麺の量は元から普通より多かったかもしれない。
とにかく、完食はしたが、あとで泣きを見る羽目になった。
そのあと、コンビニに行き全員でストゼロの500mlを買って氷点下の寒空を5㎞ほど歩いた。これは本当に最悪だった。しかし楽しかった。
3人の中で車に詳しくないのは俺だけで、歩いている最中、他の2人が東北道にあるオービスの位置の話をしているのを聞き流し、僕は漠然と、おれの右手というものはなぜおれの右手だけであって、左手ではないのか、ということだけを考えながら歩いていた。そうしたら、あっという間に家の近くまで来ていた。
しばらく歩いた先に牛丼屋があり、入店してシジミ汁を注文したのだが、手先があまりにかじかみすぎていて、まともに箸が持てず1本のネギすら1粒のシジミすらもつかむことができないという人生で初めての経験をした。
手が冷えすぎるとこういうことになるんだなと思った。
そのあと、急速に気持ちが悪くなったため、帰宅した。
気持ち悪くなってからはもう帰ることしか考えることができなかった。
貴方が参加した飲みの場で、酒に弱いと言われる男が苦虫を噛み潰したような顔をしていたら、そいつは十中八九帰ることしか考えられない状態に突入している。
帰宅したら家族は全員寝ていて、シャワーを浴びようと思った。
気持ちが悪いまま風呂場に入ってシャワーを浴びると少し気分が収まった気がした。
浴槽に温かい湯が貼ってあったので、シャワーで少し気分が良くなったのもあって、せっかくだからと入浴した。
これが実はかなりぬるかったので、入った瞬間僕に気持ちの悪い冷えと辛うじて残った温かさがせめぎあった。それでもすぐ出るよりはマシだったので、しばらく漬かって湯から出ると、帰ってきた時より寒く感じた。
それと同時にこれまでの忘れていた憂鬱な気持ちが寒さと背脂とともに襲って来て、トイレで死ぬほど吐いた。
お酒を飲んで吐いてしまったのは初めてだった。こんなことになるなら、せめて吐いたところを他の人にも見ていてほしかった。ワタシがゲロするとこ見てて。
汚い話で恐縮だが、夕食に食べていた戦いともいえる量のラーメンのせいで、自分でも今日死ぬんじゃないかと言う量排出された。
僕はいつまでこんなことをやっているんだろう?誇張抜きにピッコロの産卵と遜色ないレベルの量を戻してしまったので、気持ち悪さは一切消えた。
出したと同時に涙が出そうだったので泣こうとしたが、これまで幾度も経験したときと同じように、それは一滴しか出なかった。
僕はまた悲しくなった。
あとはもう、全てをあきらめ、タンドスピロンをのみ、なすがまま僕を支配する不安とともに布団に入り、意識はフェードアウトしていった。
明日から1日6時間で3連勤が始まる。
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