川口浩一

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仙台地判令和元年5月28日の評釈(1)

① 新井誠(広島大学大学院法務研究科教授)の評釈 ② 髙希麗(神戸大学助手)の評釈 学部ゼミ(生命環境倫理と刑法)のテーマ:「旧優生保護法の問題点」関連のノート(とりあえずネット上で見れるものから) さらに文末の記事にあるように6月30日には、東京地裁の判決もあるので、その前に論点を概観しておきたい。 1 仙台地判令和元年5月28日 【事案】1948年制定の旧優生保護法に基づき、原告ら(60歳代、70歳代の女性2名)は、10歳代の時に強制的不妊手術を受けた。→強制的

    仙台地判令和元年5月28日の評釈(1)