希望 〜NEXT大熊から活かせること〜
先日、終了したワークショップ
NEXT大熊
一ヶ月半ほどのプログラムにも関わらず、大成功だった!
と私は思う。
その評価はそれぞれでいいけれど、
私なりにこの体験は衝撃だった。
まさに希望を教えてもらったからだ。
今回のことを私自身の今後に生かしたいと考え、私なりの学べるポイントをまとめてみた。
もちろん、同じようなやり方でやっても、うまくはいかないことはこの年(46)になれば、さんざん経験している。
それでも、この希望を自分の周囲にも落とし込む作業は無駄にならないと考える。
1 はじめに
徒然に書いたものをまとめてみると、以下の3つ。
・本番である場の力
・それまでの準備八割
・その上で私の活かせること
それぞれ章を区切って、書いてみる。
2 場の力(本番)
今回のワークショップでは、場の力が大きく発揮された。そこには何があったか私なりには、3つのポイントにまとめてみた。
信じる
個を生かす
原点
以下、簡単にまとめてみる。
信じる
信じるって結構難しい。一人ではできないことも多いからだ。
信じられた何かはなんだったんだろう?
・若者中心・・・中心になった人は皆20代
・思いの深さ・・・課題設定がまとまっていた
・全受容・・・どんな意見も受け入れた
個を生かす
本当の意味で個が生きていた。その要素としては以下三つ。
・役者揃い(各立場)・・・各立ち位置の人がいて、議論に必要な役者が揃っていた。
・本音の議論・・・ごまかしの話はなかった
・共通項探し・・・それぞれの思いには共通点が必ずある
原点
話し合いの中で、多様な意見が出た時に、発散してなかなか収束しないことは経験してきた。その収束のためには原点が必要だと知ってはいたが、実際に見ることは初めてだった。
・原点回帰・・・常に戻る場所があった
・原点尊重・・・皆がそこに共感を持って参加していた
・準備八割・・・戻る原点として準備が十分にできていた
ここに至って、原点となる「思い」を作り上げてきた準備があってこその今回のワークショップの場の力だったことに気づく。
そこで準備八割も次章で読み解いてみる。
3 準備八割
ワークショップのための下準備で大きく変化することがわかった。
準備八割というが、どこまで準備すべきかを今回よくわかった。
その要素をまとめてみると以下の3つ。
思いの凝縮
芸術の現代的意味
震災後の歴史
思いの凝縮
思いが形になっていた時点で、課題設定が明確になり、その想いに毎回戻ることができた。そのための要素としては以下と考えた。
・中心人物設定・・・人を通して、過去から未来へのストーリーの説得力
・個人の歴史・・・困難や楽しみ等々の来し方こそが想いを創った
・社会課題・・・「分断」はかの地だけの事ではない、共感しやすい
・思いの図式化・・・言葉だけでなく、図でイメージしやすくなった
芸術の現代的意味
芸術には様々意味があるだろうし、答えはない。
人類史的には、神とつながる→何か大きなものにつながる→人と人とがつながる となるのではないか?
・つながる道具・・・芸術の持つ根源的な力
震災後の歴史
・行政・・・混乱の中でも活路を見出そうと議論の場があった
・自治・・・行政頼みにしない自治の取り組みがあった
・世界・・・分断はそこかしこにある
4 私の活かせること
1.思いの表現 絵にかけるように
2.共感の形 多くの人が共感しやすい形 例:つながりをつくる
3.メリハリ 想いの伝え方 大事にすることとしないことの明確化
4.場づくり 神ファシリ・役者揃え・他力を生かせる場づくり
逆に活かせないことは
1.若くはない 若くはなれないけど、経験は活かせる
2.過去の歴史 歴史は変えられないけど、それぞれの願いはある
といったところか。
特に今回は、初めに提示されたイメージの絵によって思いが共有しやすくなり、議論も進んだように感じる。
ご縁に感謝です。サポート頂いたら、今後の学習投資に使わせて頂きます。