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ヒミツキチー遊ぶ場所は無ければ作る東北の田舎村ー
『お母さん、ここは遊ぶとこなんでないの?』関東で最寄り駅近くにあって、UNIQLOやら公園やらスーパーもあって、小学校も近い。
私は東北の田舎村で育った。公園もなくて、あるのは道路、整備のされていない小川、森、小学校、田んぼ。
友達と遊ぶとき、田んぼに集合して追いかけっこをする。小川で遊ぶなら靴をぬぎ、靴下を脱ぎ、ざぶさぶはいって、あがるときのことを考えてなくてはだしで痛い痛いといいながら靴を抱えて帰って、親に叱られる。
小学校の裏山にはアスレチックがあるので、学校が休みの日に友達とみんなでいって、落ち葉を集めて、その中に潜る。服は汚れるけど暖かい。
『遭難ごっこ』をしたり、家族ごっこをして、声劇のように、友達に配役をして裏山でままごとを演じ抜く。
それは『トムソーヤ』の冒険のようでもあり
……トムソーヤがわからないと、なんのことかわからないかもしれない。
私の文章は、比喩やアニメのキャラクターや
そのキャラクターがわからないと
伝わらないので、万人受けしない文章だと思っている。
だけど『歴史が苦手で、またアニメに詳しくなくて比喩がわからないけど、熱意みたいなものが伝わって来ました』という感想も頂いた。
私の文章の『熱意』だけは、伝わっている。
息子に伝えたいのは『遊ぶ場所はなかったけど私はひねり出してみんなと遊んだのだ』ということ
私は『同級生に嫌われる』けど
なぜか『年上や年下からは慕われた』ので
学年の違う友達がいました。
同い年の友達がほとんど居ない中で
いろんな遊びを、年上の先輩から学び
私はそれを年下の後輩へ伝えました。
シンプルですが『これが今の私の原点』だと思います。
上の子が下の子の面倒を見て、面倒を見てもらった恩を、今度は先輩になったら下の面倒をまた見るのです。これは、学校に限らず、配信者の世界でも芸能の世界でもどこでも、そうです。その繰り返し。
遊ぶ場所がない、ここはつまんない、という息子へ『想像力を働かせていま何ができるのか考えさせ』てみようと思います。
私の地元は、コンビニもなかったし、遊園地も遠いし、ほんとに山と川と、テレビあるけどうつるのは6チャンネルくらいで、それを『退屈』と取る人もいると思う。
私の『小説を書くイマジネーション力』は、なにもないそこから始まっている。
ないなら作ればいい。そうやってやってきた、これからも。それは、変わらない
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