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工学部はどういう学部? ~名古屋大学~

前回は情報学部について紹介しました。
今回は名古屋大学の工学部について紹介していきたいと思います。

そもそも工学はどういった学問かと簡単に説明すると「技術を生み出す、使いこなす学問」です。
例えば、ケータイをより薄型にしたいと思ったとします。薄型にするにはケータイに用いる I C チップをより小型にすることが必要となります。そのために I C チップを高性能なものにすることでこれまでよりも小型のものにすることができます。このような小型にする際に必要な技術を生み出すのが工学の役割となっています。

名古屋大学ではこの工学部があり、7つの学科に分かれていて、少し紹介していきたいと思います。


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1. 化学生命工学科
化学生命工学科は名前の通り「化学」を主に用いて、現象や物質の解明であったり、新しい材料の開発を行っています。そのために基礎化学を学び、応用化学として合成化学、生命工学、材料化学、高分子化学を学ぶそうです。

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2. 物理工学科
物理工学科は様々な物質を対象に省エネの材料であったり、電子デバイスに用いる材料などの開発に加えて応用物理といって新しい物理学の発見やシミュレーションの開発も行っています。そのために数学や物理学を主に学ぶそうです。

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3. マテリアル工学科
マテリアル工学科は例えばセラミックスなどのように新しく社会で必要とされるものに使う素材や太陽光電池などのような新しい電池の開発などを行っています。そのために基礎として物理、化学、数学を学ぶそうです。

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4. 電気電子情報工学科
電気電子情報工学科ではコンピューターなどの電子デバイスの開発や自動運転などのAIの開発などを行っています。そのために基礎として数学や物理学を学び、回路やプログラミングなども学びます。

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5. 機械・航空宇宙工学科
機械・航空宇宙工学科では超小型のデバイスの開発から飛行機などの航空宇宙機の開発などを行っています。そのために物理学や数学を主に学んでいるそうです。

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6. エネルギー理工学科
エネルギー理工学科では太陽エネルギーをどのように活かすかなどといったエネルギーの応用を考えたり、新しいエネルギーの開発などを行っています。そのために化学や物理学を学ぶそうです。

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7. 環境土木建築学科
環境土木・建築学科では道路や鉄道などのインフラの開発や都市計画などのデザインなどを行っています。そのために数学や物理学、情報学などを学ぶそうです。


本当にざっくりとした紹介なのでぜひ学科名に貼ってあるそれぞれの学科のHPを見てください。

工学部はどの学科も「社会の役に立つ技術の開発」を行うためにあり、そういった人材を排出するためにあります。以前の記事(名古屋大学ってどういうところ? その1)でも紹介しましたが、企業との協力も多く、とても活気のある学部です。
大学を通して将来開発者になりたい人はぜひ工学部を選ぶのをおすすめします。

少しでも大学に興味を持ってくれると嬉しいです。
また、他の学部についても紹介できたらと思います。

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