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刺身定食という文化


世の中には、
私たちを魅了するさまざまな定食がある。

餃子定食、ラーメン定食、塩サバ定食、
酢豚定食、ニラレバ定食、野菜炒め定食。


挙げ出すとキリがない。
なんて魅力的な響きなんだろう。


どの定食のメインも、
白米とのマリアージュが最高だ。


考えるだけで、脳みそがラクレットチーズみたいにとろけ出してしまう。



ちょっとよくわからないことが一つある。

"刺身定食"だ。


港町の食堂ではよく見かける定食メニューだし、
夫の実家でも刺身をおかずに白米を食べる文化がある。

なるほど。

刺身で、白米。


…刺身で、白米…?


私の中では、刺身は永遠の一品料理なのだが…

やはりここでは"文化"が重要になってくるのかもしれない。



そういえば昔、学校に白米を白米で食らうツワモノがいた。

"あきたこまち"をおかずに"コシヒカリ"を食べるのだそうだ。

世界は広いな、と思う。

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