居場所のみんなの気持ちが優しいから、私も優しくなれる 【ボランティアみやびちゃんのストーリー】
みなさん、こんにちは。認定NPO法人STORIAです。
今回は子どもたちの居場所(サードプレイス)でボランティアとして参加してくださっている、みやびちゃんにお話を伺いました。
ボランティアさんやスタッフからの信頼も厚く、しっかりものの彼女のストーリーを聞かせてもらいました。
ーSTORIAのボランティアに関わるきっかけについて教えてください。
私が高校生のとき、中学の友達グループの1人がコロナ禍に自ら命を絶ちました。
思い返せば、自分にできることがあったなと感じています。
今からその友達にできることはなくとも、少しでもそういう子を減らしたいと思い、ボランティアを探していました。
いろいろなボランティア団体のことを調べていたとき、STORIAに出会いました。
団体HPを見て、「生きる力」と書いてあり、自分のやりたいことに近いなと感じたんです。
当時は高校3年生で部活も終わった時期で、よし学校終わりにボランティアへ行こう!と決めました。
4月からは県外の大学に行くことは決めていました。
もし試験に受かったらボランティアには行けなくなってしまうので残念だなと思うくらいに、ボランティアにどっぷりはまっていました。
大学に進学してからも、長期休暇で宮城に帰ってきた時にはボランティアとしてお邪魔していました。
むしろボランティアにいける日程を見ながら、帰るバスを予約していたくらいです!
ーなぜそんなにどっぷりとボランティアにはまったのでしょう?
STORIAは、自分にとっても居場所だと感じるし、子どもたちと会うだけで元気が出てくるんです!
居場所では子どもたちとたくさんのやりとりをかわします。
「ただいま!」「おかえり!」だったり、
「みやび〜!」と抱きついてきたり、
「おう、みやび!」だったり。
地域の調理ボランティアさんたちもみんな温かく迎えてくれて、それぞれの愛情表現で関わってくれるのが嬉しいですね。
たとえば、ある居場所の男の子は私たちの年齢を気にせず、いろいろなことを話してくれます。
普通は思春期で話したくないこともあるかもしれないですが、そのくらいの関係性になれたんだなと思うと、じーんとします。
ー当初は「生きる力」に惹かれてボランティアに参加してくれましたが、実際にはどうでしたか?
私が感じた生きる力は、「子どもたちのやりたいことを、やりたい時にすぐみんなでやろう!」ということでした。
私自身、小学生のときにやりたいことをやるのがすごく楽しかったんです。
それを子どもたちにも体験してもらえると「生きる力が育まれているな」と感じます。
ーボランティアしてよかったなあと思うことはどんなことでしょう?
ボランティアさん、スタッフ、子どもたちといろんな人がいて、
その輪にあたたかく受け入れてもらったのが嬉しかったです。
長い間会わないと子どもたちは自分のことを忘れているのでは?と思いましたが、
1年ぶりでも名前を覚えていてくれて、ハグを求めてくれたんです。
ボランティア同士のつながりもありますし、会えてよかったなと思う人がたくさんいますね。
ーSTORIAのボランティアで訪れている居場所を漢字一文字で表すと?
「優」です。
優しい、自分の優れたところが見つかる、優勝!など、いろんな意味があります。
私がモヤモヤした気持ちで居場所へ行っても、
行くとみんなの気持ちが優しいから私も優しくなれるなと思います。
どこの場でも気が張っていることが多いのですが、自分の家よりもゆったりとできますし、いつも「なんていい場所なんだ!」と感じます。
ーもしSTORIAのボランティアに参加しようか迷っている方がいたら、なんと声をかけますか?
本来のボランティアは、提示されたことだけをするのではないと思っています。
STORIAではボランティア自身のやりたいことが自発的にできます!
子どもたちと一緒にやりたいことができる場所、というのがSTORIAのボランティアの強みですね。
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みやびちゃん、ご自身のストーリーを聞かせてくれてありがとうございました!
彼女がボランティアに参加したきっかけを初めて聞かせてもらい、
その想いや居場所での優しさが、彼女の信頼できる行動を生み出しているのだと強く感じました。
STORIAでは子どもたちの気持ちに寄り添い、一緒に過ごしてくださるボランティアさんを募集しています。
詳細は以下HPリンクよりご確認ください。
みなさまからの応募をお待ちしております!
子どもたちの日々の居場所での様子は、note・Instagramでもお届けしています。ぜひ居場所の雰囲気を感じてみてくださいね!
・note 子どもと私のストーリー(居場所の様子をお届け)
・Instagram
(一度STORIAのnoteへ移動し、Instagramについてご説明します)
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