こんなに1日中笑っていたのはいつぶりだろう 【ボランティア亮太さんのストーリー】
みなさん、こんにちは。認定NPO法人STORIAです。
今回は子どもたちの居場所(サードプレイス)でボランティアとして参加してくださっている亮太さんにお話を伺いました。
普段はみんなから「亮太さん」と呼ばれています。
STORIAでのボランティアってどんな感じ?を知りたい方、必見です!
ーまずはボランティアをしようと思ったきっかけを聞かせてください。
2年ほど前、当時は交代制で勤務をしていました。 午前中に帰宅したあと眠りにつき、気づけば夜になっているという不規則な生活でした。
さすがにこれではいけない、なにか生活に彩りが欲しいと思い、
「宮城 ボランティア」で検索してみました。
元々子どもが好きなので、子どもたちとふれあいながら社会貢献ができるボランティアがいいと思っており、最初に目に留まったのがこのSTORIAでした。
子どもと遊ぶのは好きですし、家からも割と近くて参加しやすいと思い、 早速ボランティア応募フォームにて参加希望の旨を連絡しました。
その後、STORIAスタッフとのZoom面談が実施され、STORIAの活動理念や活動内容等の説明を受けました。
子どもたちの自主性を大切にする点など、素晴らしい活動だと感じたと同時に、自分の動機で参加しても大丈夫なのだろうかとネガティブな気持ちにもなりました。
(この気持ちは居場所に参加して一瞬で消えてしまいましたが。)
ーボランティア初日はいかがでしたか?
いざ、ボランティア当日。
やや緊張しながらもSTORIA代表・スタッフへの挨拶を終え、 居場所で子どもたちが来るのを待っていると、一人の少年が声をかけてきました。
「あんた、だれ?」(なんてストレートな少年なんだ)
「りょーたっていいます!」
「とりあえず、外行くからついてこい!」
(ええー、まだここのルールもわからないのに大丈夫なの…!?)
と思いつつも、言われるがままに手を引っ張られます。
なんだかんだ、外で1時間みっちり遊び、普段動かない私はすでに疲れ果てており…。 来る前の不安や緊張感は考える余裕もなくなっていました。
しかし子どもたちの体力は底を知らず。 ホールに戻るや否や、別の男の子と合流し、格闘ごっこが始まります。 彼らはいつでも100%で手加減せずに向かってきます。
小学2年生といえどパンチ、キックはなかなかの強さです。
ようやく夜ご飯の時間になりますが、一息つく間もありません。
子どもたちに囲まれて一緒にご飯を食べますので、 どうなるのかはみなさんのご想像にお任せします。
ご飯が終わると、再び遊びが本格的に始動し、ドッジボールが始まります。 もちろん相手は小学生なので手加減して投げますが、「本気で投げろ!」と怒られ、 ちょっと強めに投げたボールが顔面に当たってしまい、泣いてしまうことも…。 こうして長いようで短かった1日の活動が終わり、子どもたちが帰宅すると スタッフ・ボランティアで活動の振り返りが始まります。
その振り返りが非常に有意義で、「この子はこういうことをしてくれた」「あの子はこんなことができた」など、スタッフや他のボランティアさんは、子どもたちのこんな繊細な変化や心境までみているのだと感心しました。
帰宅すると、疲労がどっとあふれてきました。
でも、思えば、こんなに1日中笑っていたのはいつぶりだろうか。
楽しかったな、また行きたいな、次は何して遊ぼうかな、何が喜ぶかな…という思いから、 現在のボランティアを続けています。
普段の活動のほか、STORIAではさまざまなイベントを行い、子どもたちに非日常を味わってもらっています。
たとえば、昨年度は海の見える公園でBBQをし、買い物から調理、片付けまで子どもたちの自主性を尊重しました。
地域の体育館を借り切って子ども対大人の運動会をしたときは、子どもたちの協調性を養い、売っているお菓子で「お菓子の家」を作った時にはクリエイティブ性を高めました。
そしてなにより、私も童心に帰り、常に全力で楽しんでいます。
最初は自分の生活リズムを正すために始めたボランティアでしたが、いまではとても居心地がよく、家族や職場とはまた違うつながりで「第三の場所」として生活の一つになっています。
*******************
亮太さん、ご自身のストーリーを聞かせてくれてありがとうございました!
ボランティア初日の緊張感と居場所のリアルなドタバタ感、そして常に全力で楽しむ姿勢を教えていただきました。
ぜひ、これからボランティアをしたいなと考えている方に読んでいただきたい内容でした。
STORIAでは子どもたちの気持ちに寄り添い、一緒に過ごしてくださるボランティアさんを募集しています。
詳細は以下HPリンクよりご確認ください。
みなさまからの応募をお待ちしております!
子どもたちの日々の居場所での様子は、note・Instagramでもお届けしています。ぜひ居場所の雰囲気を感じてみてくださいね!
・note 子どもと私のストーリー(居場所の様子をお届け)
・Instagram
(一度STORIAのnoteへ移動し、Instagramについてご説明します)
よろしければサポートお願いします!いただいたサポート費は子どもたちの支援に大切に使わせていただきます!