映画(2023/1/26)

4本の映画を観たので感想でも。

当noteは
・ウィッシュ
・Silent Love

のネタバレを含みます。ご了承ください。








① ウィッシュ

ディズニー100周年を記念して作成された作品で、ロハス王国に住む少女・アーシャが空から降りてきた星の子・スターと共に、国王から国民の"願い"を取り返す物語。

以前から評価が低いのは知っており、「ディズニー映画で低評価な事あるかよ」と思い視聴。

結論から言うと、" つまらなくはなかった "です。
というのも、作品全体を通してディズニー映画の骨組みをそのまま作り上げた印象があり、特筆して面白かったポイントは無いものの最低限の保障はされていたような気がしました。
この作品はタイトルの通り「願い」をテーマとしていて、願いの重要性、願いのパワーといった話が多くの場面で登場します。しかし、そもそも願いというのはディズニー映画ではテーマ以前に盛り込まれている事が多く、「願い」に対する切り口がワンパターンだったのも災いしてかなり陳腐な仕上がりとなっていました。もう一つテーマとして「(主役としての)スター」があり、こちらは描かれるのが終盤の10分程度なのであまり機能していません。
ただ楽曲は良いものが多く、ミュージカルパートに関しては楽しんで観ることが出来ました。子供と観に行くくらいがちょうどいいのかもしれません。
私は本編開始前に流れたディズニー100周年のスペシャルムービーの方が正直面白かったです。



② Silent Love

とある事故で声の出せなくなった清掃員の男・蒼(山田涼介)は、目の見えない音大生・美夏(浜辺美波)と出会う。互いに立場の違う2人が、彼女のピアニストの夢を通じて心を開いていく。

「ミッドナイトスワン」の内田監督という事もあり、上映初日から期待して視聴。

正直な感想としては普通の邦画ロマンスって感じでした。
蒼の声が出せないという設定、美夏の目が見えない、ピアニストを目指しているという設定、作品のテーマである「社会格差」など伸ばせば個性的になりそうな部分がとことん背景に消えて行き、蒼と美夏の恋模様はありきたりな魅せ方になっていた。ラストシーンのお涙頂戴もそこまでの描写が薄っぺらいのであまり感動しなかった。
また、蒼が自分が清掃員だと知られないようにピアニストの北村(野村周平)にお金を払って演奏してもらうのですが、この立ち位置なのに葵に発破をかけるどころかNTRのような展開になっていくのもかなり気持ち悪かった。2人の障壁は各々の過去と障害だけで良くない?とも感じたし、最終的にいい奴みたいなのもちょっと入って来づらい。
よくあるラブコメとしては充分な作品ではあったけど、「ミッドナイトスワン」を期待して観に行くと少しがっかりするかもしれません。
久石譲の音楽も綺麗だし、浜辺美波は可愛いので見る価値がないとは言いませんが、内容はあまり無かったかなという感じでした。



以上が感想です。
この2本の他に「レザボア・ドックス」、「千年女優」も観たのですが、これらはどちらも視聴済だったので今回は割愛しました。

では。

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