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【夢日記】テーマパーク

どこかのテーマパークのようなところにいる。

ひと昔前のそういう施設にありがちな、やたらに曲線の多い近未来的な建築。小さな子どもをつれた家族連れで人混みが凄いのだが、それに負けないくらいなぜかごみもたくさんある。満杯の半透明なごみ袋がそこかしこに放置されている。右側にエレベータが来るのが見えたがなぜか扉は開いたままで、エレベータが来るべきスペースの下にもごみ袋がたくさん落ちている。

なかに入ると、ジェットコースターのレールのようなものがあるが、乗り物は走っていない。その代わり、ひとがたくさん歩いている。「ママー、こっちは線路がとぎれていて進めないよー」「えー?じゃあ、こっちに行こう」などという声があちこちで聞こえてくる。この施設は未完成なのだろうか。レールは途中で寸断され、あるべき場所に手すりや柵もなく、ときにはブルーシートで覆われている箇所もある。

ぼくはとても残念な気持ちになってきた。なにしろ建物はつくりかけだし、ここには忍者を見に来たはずだったからだ。忍者の代わりに目につくものと言えば、ガイド役らしい青い目の西洋人たちばかり。口々に「ナガサキ名物です」と客に説明しているのが聞こえる。なにが名物なんだろう。

…と思ったら、布団のなかだった。さて、そろそろシャワーを浴びて会社に行く時間だ。

夜な夜な文字の海に漕ぎ出すための船賃に活用させていただきます。そしてきっと船旅で得たものを、またここにご披露いたしましょう。