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MacOS用のテキストエディタ「stone(ストーン)」の公式noteです。 stoneに関する情報や書く気分を高めるコンテンツなどをお届けします。 ただいまiPad版を開発中です。 https://stone-type.jp/

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  • もの書きのてびき

    書く気分を高める、さまざまなコンテンツをお届けします。 執筆のきっかけに、ちょっとした息抜きに、思いがけないヒントに。

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書く気分を高める テキストエディタ「stone」

はじめまして。stone(ストーン)チーム、デザイナーの北本です。 noteでは書く気分を高める、さまざまなコンテンツをお届けします。 執筆のきっかけに、ちょっとした息抜きに、思いがけないヒントに。 初回は、私たちstoneについて自己紹介をしたいと思います。 テキストエディタ「stone」についていざ文章を書こうとパソコンを開いても、思うようにはかどらないことがあります。コーヒーを飲んだり、音楽を聞いたりして気持ちを鎮めても、最初の一行が思い浮かばない。上手な言い回しが

    • stone for iPadを無料リリースしました。

      こんにちは、stoneチームです。 stone for iPadをリリースしました。 β版のリリースから少し時間が空いてしまいましたが、 今年のうちにみなさんにお届けすることができ、 チーム一同ほっとしているところです。 ということで、こちらで簡単にstone for iPadの 紹介をさせてください。 書くを、もっと軽やかに stone for iPadの特徴は、 いろいろなシチュエーションで、書く気分を高められること。 たとえば、行きつけのカフェで。 ときには、旅行

      • 幡野広志インタビュー「伝えるために、書き続ける」後編

        前編はこちら 応援してくれる人、攻撃してくる人 noteには「サポート機能」というものがあって、ユーザーがクリエイターの投稿した記事に対してお金を払って応援できるんです。僕は無料でnoteを公開しているんですが、中にはこの機能を使ってくださる方もいます。金額はそれぞれのユーザーが自由に決められるので、100円の方もいれば1万円の方もいるんですが、たくさんの方々が応援のコメントと一緒にサポートをしてくれて。これには驚きつつも、考えさせられますね。 こういうポジティブな反応

        • 幡野広志インタビュー「伝えるために、書き続ける」前編

          書けずに仮病を使ってしまうことも 僕は、パソコンでいきなり文章を書けないんです。まずは紙に手書きをしているんですが、そのときに主に2つのツールを使い分けています。ひとつはツバメノート。原稿を書く前に思い浮かんだことを、これにどんどんメモしています。最近「少しいい文房具で書こうかな」という気持ちになっていて、ほぼ日のキャップレス万年筆を使っているんですが、それとの相性がいいんです。もうひとつはRocketbook。これ、すごく便利なんですよ。書いたページをiPhoneのアプリ

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          8本

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          千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」後編

          前編はこちら 「視触感」がいいという感覚 デジタルツールでの執筆には、基本的にゴシック体を使います。ゴシック体の方が、視覚情報が少ないという感覚があるので、内容に集中して書くことができるんです。明朝体の方が視覚的に豊かなので、脳に余計な負荷がかかる感じがします。執筆の最終段階では、明朝体に直して、視覚面も含めたプロダクトとして見ます。ただ、エッセイや詩など文学的なものを書くときには、最初から明朝体で書くこともあります。 stoneを使うのは、文学的なものを書くとき、つま

          千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」後編

          千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」前編

          制限が、書くことの支援になる 書くためのツール選びに積極的になったのは、ここ数年なんです。それまではむしろ、ワープロやエディタの欠点の方が目についていました。僕は、実家がデザイン会社を経営していたこともあり、中学生の頃からDTPソフトで遊んでいたので、ついフォントや字詰めが気になってしまうんです。たとえば、ワープロの横幅ぴったりの長さで一文が終わると気持ちが悪いので、次の行にまたぐように字数を増やすなど、見た目の気持ちよさを優先して内容を変えることがあるほどでした。しかし、

          千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」前編

          浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」後編

          前編はこちら 余白から広がるもの 日頃は、思い浮かんだフレーズや使ってみたい単語をEvernoteにメモしています。そこから短歌になる場合もあれば、詩になる場合もある。書き留めたものを見返して、どこに着地するかを楽しみながら考えるのも、つくり方のひとつです。以前は、原稿を書く際にはMacの標準エディタをフルスクリーンにして使っていました。紙と同じで、何も手を加えられていない真っ白な画面に書きはじめたかったんです。そういう点では、stoneは僕にとっては理想的です。余白がき

          浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」後編

          浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」前編

          二度目の出会いで、のめり込んだ 短歌との出会いは、本当にたまたま。高校で入った文芸部の先輩に「短歌甲子園 ※1 に出てみない?」と誘われたのがきっかけです。短歌は基本的に「だいたい三十一音であればいい」というくらいの決まりしかないのですが、それでいて奥が深く、だんだんと惹かれていきました。でも、本当の意味で短歌と「出会った」のは、大学に入ってから。笹井宏之さんの歌集『えーえんとくちから』を読んで、衝撃を受けたんです。たとえば、 “「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の

          浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」前編

          武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」後編

          前編はこちら 自分の日記も、他人の日記も、面白い  最近は、寝る前に「3年日記」をつけています。レイアウトがまたよくて、1ページが1日の3年分。つまり、2017年・18年・19年の8月3日がひとつのページに並ぶ。だから、「去年はこの日が“冷やし中華はじめました”だったんだ」とか、「この時めちゃくちゃ落ち込んでたな。でも翌年はいいことあるよ」とかが、ぱっとわかる。日記をつけはじめて気づいたのは、一週間前の出来事でも感情までは意外と覚えていないということ。例えば、あるパーティ

          武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」後編

          武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」前編

          他者のテキストに刺激を受ける 今は複数のデジタルメディアで編集長をしていて、自分の原稿を書く時間はめっきり減ってしまいました。オフィスにいると常に誰かと話すことになるから、執筆は決まって真夜中の自宅です。重い腰を上げるコツは、書こうとしているフォーマットに近い他人のテキストを読むこと。エッセイの依頼ならエッセイ、書評原稿なら書評を読むという感じです。とくに昭和を生きた文豪たちのものは、奮い立たされます。仕事柄、膨大な情報に触れている分、情報ではなく「作品」も主体的にインプッ

          武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」前編