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元銀行局長 西村吉正氏を悼む

ストイカ創刊のメールを送ったら、ご子息から父は9月8日に永眠しましたとの返信メールが届きました。痛恨! 訃報を見落としていました。というのも独立のご挨拶メールを9月1日にお送りすると、すぐご返信があったからです。まだお元気かと思っていましたが、あれが最後だったかと思うと、万感胸に迫るものがあります。

お互い、春は花粉症で目と鼻がぐしょぐしょ、二人で苦笑いしたこともありましたっけ。最後のメールはこんなメールでした。

すっかりご無沙汰しております。
永年のご闘病生活も知らず、お見舞いを申し上げる機会も失しておりました。私自身も10年前には食道がんに襲われ、その後リンパや肺への転移に見舞われるなど、一時はカウント・ダウンが始まった気分になったこともありました。現在は持病の家族性高脂血症に由来する狭心症が進行し、終点は近いうちに心臓で迎えるのかなと思っております。
いずれにしてももうすぐ80歳を迎えますので、予定以上に生き延びたと思っています。18歳の東大入学時の身体検査で、体育の授業を止められ、代替の保険の授業で担当教授から「あまり心配しないように。君たちのような身体でも54歳まで生きた人もいるよ」と励まされたこともありました。結局、当時最先端技術?であった心電図検査の結果、心臓弁膜症の疑いは解けたのですが。
いずれにしても、阿部さんの好奇心は衰えることなくどこまでも広がっていく様子、改めてさすがと感服しております。ご回復を念じつつ、またお目にかかる機会を待っております。

小生が1995年にロンドンに赴任する際、長野庬士証券局長とお二人で壮行会を催していただき、励まされたことを昨日のように覚えています。激動の90年代、もったいないほどいい人でした。

お別れの会は10月25日午後1時から東京都台東区竜泉1の20の19の光照山西徳寺本堂だそうです。参列して創刊号をご霊前に捧げます。





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ノンフィクション・ライター兼編集者。調査報道の最先端から、知的に「美しいメディア」を始めようと独立。翻訳、批評などウィングを広げ、めざすはA terrible beauty is born.
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