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細谷功『思考力の地図』を読んで

こんにちは。
昨日遅くまで、読書してたのでちょっと、いやかなり眠いです。

さて今回は、ちょっと毛色の違う本になります。

印象的な言葉 メモしておきたい事

思考力は、新しいものや自分なりのもの、あるいはビジネスであれば他社との差別化を図るためのもの、つまり「違うもの」を生み出すための能力であり、それは変化が激しい今の時代に重要な能力になる。

疑う

常識を疑う。自分自身を疑う。
そもそもの前提が間違っていたら、いくら推論が正しかったとしても、結論が違う可能性が非常に高い。
事実をできるだけ偏見を持たずにありのままに見る。
間違っているのは自分のほうではないか、自分がおかしいのではないかと疑ってみる。

演繹的推論


大きな一般的なルールを個別に当てはめて、その正しさを導く。

1人間はいつか死ぬ
2ソクラテスは人間である
3ソクラテスはいつか死ぬ

帰納的推論


個別の知識を集めて一般測を見出そうとする手法。
ある程度の確率でその推論が正しければいい。

前提
X業界のA社は給料が高い
X業界のB社は給料が高い
X業界のC社は給料が高い

結論
X業界の給料は高い

仮説思考

まず結論から考えてみる。そして「そのためにはこれが必要」「こういうロジックが必要」など逆算して考えていく考え方。
仮の結論を置いてみて、そのために必要なものを考えていく、逆転の発想。
100点満点ではないかもしれないが、スピードや効率性が重視される。

データを集めて、そこからは論理的に結論が導けないときは、仮説は柔軟に何度でも見直し、次の仮説を作り直していくことが求められる。

アナロジー思考


一見まったく別のものに見える異なる世界のもの同士を、抽象的レベルの共通点でつなぐことで結び付け、遠くから借りてくることで新しいアイデアに変える発想。


感想

思考について、因数分解のように分解して解説しているので、とてもよかった。
考えることについての本を何冊か読んでいたが、今までとはちょっと違う観点からの本だったのでよかったです。


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