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久坂部羊『生かさず、殺さず』を読んで

こんにちは。すっかり久坂部さんの小説にハマった秋を過ごしております(笑)

内容


認知症のかんじゃ専用の病棟、「にんにん病棟」。外科医だった主人公が、このにんにん病棟に勤務になる。
医学部の時の同級生の小説家の元外科医。一作目で賞を受賞したが、その後ヒット作もなく、医師のバイトをしながらなんとか次のヒット作を生み出そうともがく。
そんな彼に協力することから派生する、主人公の外科医での暗い過去の記憶。

認知症患者について、どの程度治療をするべきなのか、治療の意味などわかならいのに、苦痛を伴う検査をするべきなのか、患者について苦悩する。

感想

お休みの日、朝から気が付いたら夜には読み終わっていたくらい、夢中で読み切ってしまった作品。
認知症の人にどの程度、医療をするべきか、とても考えさせられる作品。
私なら、認知症になったら、何歳であれ、治療、検査は望まないかな、と思いました。そして、そう思っていても周りの家族にその意思表示をしておくべきだな、と感じました。

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