布施川天馬『東大式節約勉強法』 を読んで
こんにちは。今回の本はひさびさのハウツーものです。
タイトルが気になり、手に取りました。
内容
進学校ではない高校に通い、3年になってから慌てて勉強を始めた著者。
そして一浪して東大に合格したのだが、勉強する上で、時間とお金の節約の仕方をまとめたのがこの本。
4章からなり、それぞれの章の最後にまとめがあるので、まとめだけ読んで、もっと詳しく知りたい部分は本文を読む、という方法だとかなり時短になります。
1章まとめ
勉強をお金を節約するという点で見てみる。
予備校の授業やテキストはサポートが手厚いが高い。全てをタダで済ませようとすると、自分で情報の真偽を調べる手間がかかる。
参考書を最後までやり抜くのが、安価で効率的。参考書の選ぶ基準として、自分は何を目的にして本を買うのか、をよく考えてから購入すること。
2章まとめ
どのようにして勉強時間をつくるか。それは無駄な時間を減らす。
1時間の無駄を削る
・ボーとする時間を削る
・休憩時間と自由時間をわけて考える
休憩時間はその後にすることが決まっている。自由時間はその後に控えているやるべきことを意識しなくてもいい時間。
休憩時間を自由時間にしないこと。
勉強時間、休憩時間のほかに自由時間も設ける。
2思考時間の無駄を削る
思考するとは、わかっている部分とわからない部分があり、何がわかればその問題がわかりそうなのか、を整理すること。
思考は「情報整理」
問題を見て、答えが何も浮かばない場合は回答を確認してそこから考えを学んでいく。
3復習の時間を削る
復習を2種類に分類。
新しく覚えた情報 1日に複数回復習
長らく触れていない情報 条件次第だが約2週間ごとに軽く復習
4勉強中の無駄な時間を削る
集中するにも限界はある。いきなり1日12時間などと無理な目標を立てない。
普段勉強している人 1.5倍を目安に頑張ってみる
普段勉強していない人 5時間を目安に頑張ってみる
3章まとめ
効率のいい勉強法
1理解力=読解力の向上
読解力は要約力。
2分からないを具体化する方法
「自分は一体何が原因でわかっていないのか」を考える
3思考を言語化するためのステップ
ひとりごとや、紙に書いてまとめてみる。
4具体的に考える際の方法
手が出ないほど難しい問題も、回答を見て自分にはない考え方、発想や疑問のつけかたを習得する。
5物事の優先度を考慮する
移動中などは単語暗記など、ある程度自由のきかないものを優先的に行う。
何でも出来るような時間には、長文読解など場所と時間が取れるものを行う。
4章まとめ
試験試験当日に実力を出し切れるようにするために
・ルーティーンを作っておく 普段通りの自分を出せるために
・試験が始まったら問題全体まず、ざーっと見て解ける部分から取り組む。
感想
時間術や優先度の考え方など、受験生ではなくても読んでよかったと思える内容だった。
受験生には一読をオススメします。
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