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読後感想 『カリスマはいらない』

ちょっと前に読んだ本。

和田勉著 カリスマはいらない


USEN社長の宇野康秀さんについての本です。

USENと言えば、有線放送とGyao。
インテリジェンス起業の経緯や、USENを継いだ事など、興味深い話が多かったですが、
いわゆる起業したベンチャー社長の物語プラス親の会社を引き継ぐ、という異色な内容。

1からの会社起業と、会社を引き継ぐ事の対比も読む価値ありました。

会社の会議は長く結論は出ない、と言われますが、USENでは、あえて長時間の会議。
問題点、欠点、利点も含め全てをテーブルにのせて、みんなが納得した上で新規事業などの決定をしていくトコロが、すごいなぁ、と。

そのワケについて、参加者全員で納得したと思えるまでトコトン議論をつくすと、

▪社員一丸となって事業を進めやすくなる

▪社長が見えていないリスクがあぶり出される

▪今後を決める重要な決断での、社長が懸念する不安要素の深掘り、経営判断の再確認

特に面白かったのはGyao開始までの突進力、USENを引き継いでまず手をつけた違法配線問題。

メディアでの表面的なイメージとは、やはりかなり違うのだな、と改めて実感。

2006年に出版されていて、ちょっと前ですが、今でも充分読む価値ありです。

幅広い人に読んで欲しい1冊です。

読後久々にGyaoの動画見始めましたw

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