田舎移住失敗

20代田舎暮らし舐めてたわ・・3つの壁

軽はずみな気持ちで田舎へ引っ越すことは本当におすすめできません。ミーハー女子なんかが勢いとかで来ちゃうと、本当に後悔しますね。とくに20代。(わたしみたいなやつですねw)

若いからこそ過酷な環境でも耐えていける体力はあるし、ビジョンをもって田舎に来た人にはチャンスもあります。何やっても珍しいですから。わたしもかつては目的を持って移住した1人でした。しかし、働く環境が思ったよりも過酷で、簡単に言えば心が折れちゃいました。たったひとり、同じ悩みを抱える人もいない田舎に移住してやっていけるほどビジネスマンとしても、人間としても成熟していませんでした。

わたしがもっと野心家で、ゼッタイ田舎でなにか成し遂げたいという人間だったら、こんな思いにはなってなかったと思います。でも、結婚も20代のうちにしたいし、レジャーも楽しみたい。愛もお金もほしい普通の人間にとって田舎は、時間が通り過ぎていく孤島にしか感じられませんでしたw 凡人の20代にとって田舎暮らしがキツい理由は3つあると思います。

1.このひとと仲良くなりたい!!がない。

正直に相手と向き合って会話していれば、どこでだって友達も恋人も自然とできると思ってましたが、簡単なことじゃないですねw 田舎に残ってる若手はおとなしい人が多い。自己主張もなく、上昇すること?を諦めた感じのタイプが多いです。東京でバリバリ働く営業マンなんかを横目に見て、かつては終電まで仕事をしていた私にとって、男女ともにゆるすぎて正直話をしていておもしろいな、なかよくなりたいなと思える人との出会いがありませんでした。飲み会に何度出席しても、イベントに参加しても、内容のない話ばかりで虚しい気持ちになりました。わたしみたいに、中途半端な上昇志向のある人間は完全に、人間関係にフラストレーションが貯まると思います・・。

2.ちいさくまとまった生活

田舎は物価も安く、物々交換も頻繁に行われるので少ない所得で困らず生活できます。でも、一歩外に出た瞬間、通用しなくなります。都会から移住すればたまには昔の友人と会いたいと思って外に出たくなります。そんなときの交通費や宿泊費が今の所得からすれば馬鹿にならない。むかしはパッと払えていた飲み会代もいまの生活費から出そうと思えばキツい。そんな小さな惨めさが積もって、正直外に出るのも嫌になりました。貯金を何百万もして移住すれば話は別だったように思えても、貯金はいつか底をつく。田舎に住んでいてもどこに住んでいても稼いでいける技術がない人間にとって田舎は、お金でいろんな可能性が足切りされる場所です。正直これがいちばんキツいです。よけいな出費は日々の生活でないので、節約は簡単にできます。稼ぐ手段をどうするべきか、真剣に考えてこれから移住を考えている人はチャレンジしてもらいたいです。(特に地域おこし協力隊?とかいう制度で移住する人。低い所得で3年後田舎に定住する足がかりをつくるなんて、考えなしだと人生棒に振りますよ・・)

3.ちょっとした相談がおおきな相談になる

ちょっとした相談や冗談が田舎だと、1日と立たない間に色んな人にもシェアされてややこしいことになります。「冗談で言ったのにまじで人が来ちゃったよ・・・」、「誰にも言わないでって言ったじゃん・・・」みたいなのが多いですね。世話焼きな良い人が多いからこそ、こういうことが起きちゃうのです。だから、ひとりで黙ってある程度がんばって、本当に助けて頂きたいときにだけお声がけさせていただこう。。。と考えて動いていると、「最近なんにも話してこないのなんで?」「ちゃんとなんでも話して?」って言われちゃう。同じ町に住んでいる人間はみんな仲間という意識があるからか、他人の問題にもやたらに首を突っ込んでこられるのは、有り難い迷惑です。わたしの性格が悪いからこう思うのかもしれませんが・・・。結局誰かに相談すれば、もっとややこしいことになるっていう頭があるから誰にも相談したくなくなっていっちゃいましたね。


3つの壁とあげましたが、所詮ぜんぶ自分自身の心の持ち様なのでこれは言ってしまえば心の甘えですw 結局、縁があって住んだこの町を好きになれなかったっていう1つの理由だけな気もします。だから、お金を貯めて脱出しようと思ったというワケです。ミーハーでおしゃれも恋もたのしみたい20代女子に万が一田舎移住を検討している人がいれば、ぜひ参考にしてください。笑

へ〜、と思える点があれば投げ銭いただけると幸いです・・!

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