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【トリビア】バレンタインデーにチョコを広めた「モロゾフ」

デパートの洋菓子コーナーで目を引くモロゾフ。

今回は、誰もが一度はその名を耳にし、甘いお菓子に魅了されたことがあるであろう「モロゾフ株式会社」について紹介していきます!

高級スイーツのはじまり

1931年、神戸市にて神戸モロゾフ製菓株式会社が誕生しました。始まりは、神戸のトアロードでチョコレートとキャンディが愛されている店を営むロシア人、フィヨドル・ドミトリー・モロゾフ氏の夢からスタートしました。彼のビジネスに対する情熱と、共同経営者を見つけるための神戸商工会議所への相談が、葛野友槌氏(初代社長)との出会いへと繋がり、共に会社を設立しました。

その時代には珍しい高級チョコレートを製造・販売し、美しく贅沢な包装で、プレゼントとしての高級スイーツという新しい風潮を生み出しました。創業当時のシンボルは、モスクワのクレムリン宮殿にある壮大な釣鐘をイメージしたもので、新たな始まりの象徴でした。

代表的スイーツ「カスタードプリン」

モロゾフは、チーズケーキやカスタードプリン、チョコレート、焼き菓子など人々に愛される商品を多く生み出してきました。特に、そのカスタードプリンは滑らかな口当たりと深い味わいで、多くのファンを魅了しています。

モロゾフのカスタードプリンは、60年以上の歴史を持ち、幅広い年齢層に愛され続けている代表的なスイーツです。このプリンの特徴は、ほろ苦いカラメルソースと滑らかなプリンの完璧な組み合わせ、そして厳選された素材のみを使用し、保存料を加えずにじっくり蒸し焼きすることで得られるなめらかな食感にあります。

また、モロゾフはプリンを均一に加熱し、おいしさを閉じ込めるガラス容器の使用にもこだわっています。このガラス容器は、プリンの品質を保ちながらもリサイクル可能であり、モロゾフの環境への配慮を示しています。発売当初から、ガラス容器のデザインには多くの工夫が凝らされ、時間をかけて改良が重ねられてきました。2013年には、新たなガラス容器を使用したプライムカスタードプリンが発売され、モロゾフのプリンは新しい時代へと歩みを進めています。

バレンタインデーにチョコを広めた

モロゾフは、1932年に日本で初めてバレンタインデーにチョコレートを贈る文化を紹介しました。この新しい習慣は、創業者が欧米の贈り物文化に触れ、それを日本にも広めたいと考えたことから始まりました。モロゾフのバレンタインチョコレートは、愛する人への特別な贈り物として、夢とロマンを提供しました。

特に、ハート型の容器に入った「スイートハート」や、花束のようにアレンジされた「ブーケダムール」などの商品は、当時のカタログにも掲載され、大きな話題を呼びました。1935年には、日本初のバレンタインチョコレート広告を英字新聞に掲載し、以降1940年まで毎年バレンタイン広告を掲載し続けました。

これらの活動を通じて、モロゾフはバレンタインデーのチョコレート贈り物文化を日本に根付かせ、今日に至るまで愛を伝えるチョコレートとして、贈る人、贈られる人の想いを大切にしています。

モロゾフのこだわりは、単に美味しい洋菓子を提供することだけではなく、文化と伝統を大切にしながらも新しい価値を創造し続けることにあります。

これからも甘いスイーツで魅了するモロゾフの進化が楽しみです。


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