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フューチャーベンチャーキャピタル(8462)の企業価値分析 結論:22年1月時点割高では?

年末年始に投資対象企業を探す中で、
フューチャーベンチャーキャピタル(8462)が気になったので、
以下の通り、企業価値分析の内容を共有します。

※参考1 フューチャーベンチャーキャピタルのコーポレートサイト

※参考2 マネックス証券 銘柄スクリーニングの抜粋


■結論

22年1月時点では割高と判断

■判断理由

①実績PER:直近12ヶ月の当期純損益を元に算出
②PBR:直近決算の自己資本を元に算出
③ROE:①と②を元に算出

上記3つの観点から考えてみました。
詳細は下記、比較表の部分に記載しています。

※前提

比較対象は、四季報に合わせてジャフコとユナイテッド、日本アジア投資としました。

予想PER比較も出したかったが、ベンチャーキャピタル業界は個別企業の努力に加えて、株式市場やマクロ経済の動向に左右される部分が大きいので算出せず。

実績PER:直近で決算発表された、12ヶ月の当期純損益を元に算出。

■比較表

こうして見てみると、
・専業VC日本最大手のジャフコや、
・VC以外にもDXやアドテク、コンテンツ事業を抱えており、
 収益安定性が高い、ユナイテッド

と比較して、FVCのPERとPBRの両方とも高いことが分かります。
※日本アジア投資は赤字企業なので無視。

・日本最大手のVC
・安定的収益基盤を抱えているVC

と比較して、日本最大手でもなく、
VC以外の収益の柱も少ない、
FVCが他社と比較して、割高であることに、
違和感を感じました。

上記の理由により、
22年1月時点においては、
FVCへの投資は見送りという判断となりました。


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